全日空、営業収入は1.3%減と「予断許さない環境」−下方修正へ
全日空(NH)の第2四半期累計の営業収入は1.3%減の7533億円、このうち航空運送事業は6668臆円、営業利益は482億円となった。国際線旅客事業ではビジネス需要やアジア路線の需要が4月までは堅調であったものの、4月から燃油サーチャージ額が値上がりしたことによるレジャー需要への影響、世界経済の急速な減退によるビジネス需要の低迷などから、需要が鈍化しているという。国内線でも他の交通機関との競争が激化するなどで、環境認識としては厳しいとしている。通期では、世界的な景気減速による航空需要の減少、特に個人、ビジネスともに「予断を許さない厳しい状況」のため、緊急のコスト削減対策などを実施して、収益への影響を最小限にとどめる。なお、通期の見通しを営業収入は1兆4600億円、営業利益550億円、経常利益290億円、当期純利益170億円とする。
なお、旅行事業は販売時期の早期化、および積極的な商品造成、販売を図ったものの、パッケージ旅行の不振、軟調な販売状況により、売上高は前年比10%減の1024億円、営業利益は2億円にとどまっている。
なお、旅行事業は販売時期の早期化、および積極的な商品造成、販売を図ったものの、パッケージ旅行の不振、軟調な販売状況により、売上高は前年比10%減の1024億円、営業利益は2億円にとどまっている。