アクセスランキング、1位は日仏航空交渉、2位はJLチャーター便

  • 2008年11月1日
 羽田空港において欧米路線を開放する方針を決定して以来、はじめての二国間協議の合意がフランスでした。今年は日仏交流150周年であり、政治、文化・芸術、科学、各産業のほか、地方都市の交流も盛んに行われていると聞きます。羽田にフランスへの路線が開設されることで、日本の各都市とフランスの地方都市とのパイプが円滑になることを期待したいですね。

 第2位には日本航空のチャーター便の動向がランクインしています。昨年度実績から本数では減少するものの、既に獲得した固定ファンから、より広い顧客層へ拡大するという、今後のチャーター便の展開で重要なポイントを示唆している記事だと思います。チャーター便は集中的に送客するため、現地側にも負荷がかかりやすい特性があります。記事ではパラオの例を紹介していますが、若年層が多いとダイビングに集中します。そこに高齢者も取り込むことで、送客数を増加しながらも、現地側の負荷をゆるめつつ、持続可能な量を維持できるといいます。「航空会社と旅行会社の利益のほか、現地の宿泊施設やサービス提供会社が潤い、かつ旅行者も満足してもらえる」と記事では書いており、チャーター便では特にこの点を気をつける必要があるかと思いますが、その他の送客でも同様のことがいえるでしょう。関係者のすべてが満足することと、バランスを保つことが旅行ビジネスの重要なポイントであることを、改めて気づかせてくれました。(鈴木)



▽アクセスランキング・記事ランキング(10月最終週:10月27日〜10月31日午後6時)
第1位
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第2位
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第3位
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第4位
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第5位
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第6位
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第7位
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第8位
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第9位
関空、ルフトハンザとヴァージンに就航・増便を要請−空港プロモーションで(2008/10/28)

第10位
HIS、9月の海外旅行1.5%増、出国者10%減の逆風も増加維持−アジアが好調(2008/10/28)