国交省、ノースウエスト航空の燃油サーチャージ誤徴収で指導−FFP関連で

  • 2008年10月20日
 国土交通省によると、ノースウエスト航空(NW)がこのほど燃油サーチャージの誤徴収を行っていたとして、国際航空課長名でNWに対して再発防止を促している。国交省が燃油サーチャージの誤徴収に関連した行政指導を行うのは、エア・カナダ(AC)に関連した指導に続き2件目。誤徴収件数は9月15日から10月10日まで約1ヶ月間の2582件で、誤徴収金額は約1390万円。

 NWはマイレージプログラム「ワールドパークス」の特典を利用する国際線旅客に対して、従来は燃油サーチャージを課していなかったものの、今年9月15日から認可額分を徴収するように変更。これに伴い、自社の予約発券プログラムの変更で特典を利用し、日本航空(JL)の国内線の旅客から往復50米ドル相当を徴収する設定としたため、9月15日から10月10日までの間に誤徴収が発生した。10月17日現在のところ、顧客への返金はクレジットカードに対して行うとしており、該当する旅客全員に連絡をとり、順次返金作業をすすめ、数日中の完了をめざすという。


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≪修正案内≫顧客への返金を開始したため
前:具体的な返金方法は決定していないものの、国交省は速やかに適切な返金処理の実施と、不適切な運賃の収受がないよう、再発防止を指導した。
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後:顧客への返金はクレジットカードに対して行うとしており、該当する旅客全員に連絡をとり、順次返金作業をすすめ、数日中の完了をめざすという。