ブリティッシュ・エアウェイズ、減便は市場重視こその決断−欧の需要に期待
ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)アジア・太平洋地区エリアコマーシャルマネージャーのギャビン・ハリディ氏がこのほど来日、同社の現況などを語った。BAは成田路線の運航便数を1日2便から、1日1便に減便したところ。これについてハリディ氏は、今年が就航60周年であることとあわせ、「路線を黒字化しながら、ビジネスを維持していく必要がある」とし、「日本市場を軽視するからではなく、重視するからこその決断」と話し、理解を求めた。特に、現在の航空ビジネスの状況として「ビジネスを維持していくこと」が重要であるとし、市場で継続してサービスをすることで、「将来、利益の確保を続ければ、成田や羽田の発着枠の増大なども視野に、増便もありうる」とし、前進を見すえた「勇気ある撤退」という側面を強調した。
また、株式市況の乱高下などを受け、ビジネストラベル分野における銀行関連の需要については減少するとの見通しを示しつつも、日本発のアウトバウンドの海外旅行について、「日本市場は非常に多くのデスティネーションを訪れている。現在の円高で再びヨーロッパに足が向くのではないか」と期待感を示した。
また、株式市況の乱高下などを受け、ビジネストラベル分野における銀行関連の需要については減少するとの見通しを示しつつも、日本発のアウトバウンドの海外旅行について、「日本市場は非常に多くのデスティネーションを訪れている。現在の円高で再びヨーロッパに足が向くのではないか」と期待感を示した。