HISの子会社のホテル、札幌に開業、アジア・太平洋地域の事業拡大へ

  • 2008年10月6日
 エイチ・アイ・エス(HIS)の100%子会社であるウォーターマークホテル・ジャパンは12月、同グループで日本初となる「ウォーターマークホテル札幌」を開業する。これはHISの子会社で、本社をオーストラリアに置くウォーターマーク・ホテル・グループが、アジア・太平洋地域でのホテル運営事業を拡大することにともなうもの。今後も全国でシティ型、リゾート型など、あらゆる可能性を含めて開業を検討していくという。

 札幌のプロパティは総客室数153室の宿泊特化型デザイナーズホテルとして展開。販売経路は現在検討中だが、インターネットの直販、およびHISの国内ツアーを含む旅行会社での販売も予定し、今後営業していく。また、HIS海外支店との連携によりインバウンド需要を見込み、通年で北海道への需要が強い台湾、韓国を中心に、同グループの拠点であるオーストラリアからも集客を見込む。

 なお、HISが6月に発表した、10月期の中間決算によると、ウォーターマークホテルのホテル事業は、売上高が前年比33%増の14億600万円、営業利益が45.3%増の2億300万円と好調。オーストラリア国内とアジア方面からの需要取り込みに成功しているという。