旅先で別行動を好むビジネスパーソンは7割−ANAクラウンプラザ調査

  • 2008年9月5日
 ANAクラウンプラザが先ごろビジネスパーソンを対象に実施した夏の旅行先に関する調査によると、68.9%が「旅行中は同行者と別行動をしてもよい」と考えていることがわかった。世代、性別ごとに見ると、女性の方がすべての年齢層で別行動を支持した人が多かった。特に40代では、男性の44.2%が「旅行先では常に旅行相手と一緒に過ごすのがよい」と回答したのに対し、女性の75.1%が旅行先で「過ごし方は全て異なっていてもよい」または「過ごし方が違う時間があってもよい」と答えた。ANAクラウンプラザでは個人のペースや好みを優先して過ごすライフスタイルの広がりを背景に、1人でのんびり過ごしたり、リフレッシュできることに没頭したいと考える人が増えているとみており、旅先で別々に過ごすのも円満に楽しむ秘訣ではないかとしている。

 また、行き先の決定権は旅行相手にあると答えたのは41.2%。既婚者と未婚者を比較すると、旅行先を自分で決めた人は既婚者が50.9%、未婚者が65.1%と未婚者の方が自分の意見を通す割合がやや多い結果となった。また、旅行先での過ごし方で人気があるのは、家族旅行の場合は夏祭りや花火大会(14.2%)が最も多く、山や海でのアクティビティ(10.2%)、テーマパークや遊園地(10.2%)と続いた。恋人や夫婦での旅行の場合は夏祭りや花火大会(15.9%)、都心でショッピング(11.7%)、友人との旅行の場合は山や海でのアクティビティ(9.2%)、都心でショッピング(9.1%)が人気であった。

 同調査は7月4日から8日までインターネットで実施し、有効回答数は1221。そのうち男性が47.9%、女性が52.1%で、20代が31.8%、30代が31.7%、40代が36.5%であった。