問 2006年から毎年10月にグアムで開催されるスポーツイベントは、次のどれか
A グアム・ジングルベル・5Kファンラン&ウォーク
B グアム・セイリング・フェスティバル
C グアム知事杯女子ゴルフトーナメント
D グアム・ココ・ロードレース
――正解は最下行へ
ココに注目!
▽12カテゴリーに分けられた、参加しやすい本格派レース

グアム・ココ・ロードレースはグアム政府観光局が2006年から主催する、新しいグアムのスポーツイベント。ハーフマラソンと4人で20キロメートルを走る駅伝を同時に開催するのが特徴。参加対象は14歳以上の男女で、ハーフマラソンなら14歳から17歳までの「ジュニア」や60歳から69歳の「グランドマスター」、70歳以上の「マナムコ(※チャモロ語で長老)」、駅伝なら男女別のチームや、企業チームや学生チームなど参加者の年齢と性別によって13カテゴリーに分けており、幅広い人々が参加しやすいようになっている。
第1回大会は、51名の日本人を含む約390名が参加。翌年の第2回大会では計573名、そのうち日本から123名が参加し、開催するにつれ規模が拡大している。これにあわせ、グアム・ココ・ロードに参加するツアーも登場。2008年の大会は10月19日の予定で、現在のところ近畿日本ツーリスト(KNT)や日本旅行などのほか、スポーツクラブのインハウスなど7社が各地発のツアーを設定し、募集を開始している。
▽景観を楽しめるコース

レースは、タモン湾のイパオビーチパークからスタート。グアムの中心地区のタムニング地区やグアムの首都であるハガニアを通り、アサン村で折り返すコースとなっている。途中、アガニア湾沿いの海岸線やフローレス大司教像、大酋長キプハの像、スペイン橋、チャモロビレッジなど、グアムの自然や文化を感じられる景観が、コースの魅力だ。コースの多くは比較的平坦な道が多いものの、スタート後800メートルから2キロメートルまでは急勾配が続く。折り返しコースなので、当然ゴール直前も急勾配。景観のみならず、走り応えのあるコースとなっている。
ちなみに、グアム・ココ・レースの名前の由来となった、「ココ」(Ko’ko)とは、体長20センチほどのグアム固有の鳥。飛べない鳥で、絶滅の危機に瀕している。レースの参加費の一部は「ココ」の保護活動に使用されているという。
▽イベントの楽しみが多いグアム

グアムでは年間を通し、スポーツのみならず、文化・歴史的なテーマを含め、さまざまなイベントが開催されている。グアム・ココ・ロードレースは、ミクロネシアの島々の文化が楽しめる「グアム・ミクロネシア・アイランド・フェア」(10月17日〜19日)との同時開催であるし、そのほか今年、開催される予定のイベントでは、プレジャーアイランド・ダンス・フェスティバル(11月28日)、グアム・ジングルベル・5Kファンラン&ウォーク(11月29日)、トロピカル・ファンタジー花火(12月31日)などがある。
正解 D