日本/マレーシア航空協議、羽田の定期便就航可能に−首都圏以外は自由化

  • 2009年7月29日
 日本とマレーシアの航空当局間協議が7月24日と25日に開催され、成田空港および羽田空港の首都圏空港関連をのぞき、アジア・ゲートウェイ構想に基づく航空自由化で合意した。自由化したのは今回で6ヶ国・地域となる。

 協議では、5月に発表した「首都圏空港(成田・羽田)における航空機能拡充プラン」(冬柴プラン)に基づき、初めて羽田空港関連で国際定期便に関する枠組みを設定。2010年10月に予定される羽田空港第4滑走路供用開始後に、午後10時から翌日の午前7時までの深夜早朝時間帯で、日本とマレーシアの双方の航空企業が羽田/マレーシア間を週7便までそれぞれ運航可能とした。既に自由化が決まった国・地域においても、冬柴プランに基づき、羽田空港関連の枠組みについて交渉していく考えだ。

 なお、マレーシアに関しては格安航空会社(LCC)のエア・アジアX(D7)の動向が注目されているが、今回の航空協議ではD7を含め、具体的な新規就航の航空会社の名前は出なかったという。



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