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日本・インド航空交渉、便数倍増、乗入地を倍増−便数は10年夏以降実施

  • 2008年6月20日
 日本とインドの航空当局間会議が6月17日と18日に東京で開催され、旅客便数と乗入れ地点数を倍増することで合意した。ただし、旅客便数の倍増は成田空港の国際線発着枠の増加が予定される2010年夏ダイヤ以降の実施となる。日本側はアジア・ゲートウェイ構想に基づく自由化を提案したが、インド側は日本の首都圏空港の便数制限がある限り困難であると主張し、合意に至らなかった。

 今回の合意により、2010年夏以降の旅客便数は、日本とインド側とも現在の週21便から週42便に増加。また、乗り入れ地点数は日本側がデリー、ムンバイを含む3地点から6地点に、インド側が東京、大阪、那覇を含む4地点から8地点に増加し、即日実施を可能とする。第3国のコードシェアについては、日本側の要望どおり自由化を実現するほか、インド側の成田への便数は、2010年夏ダイヤ以降、週4便から週14便に増加。現在、日本に就航するインドの航空会社はエア・インディア(AI)の1社だが、協議の席では成田の便数増加を前提に、日本就航に関心を持つ航空会社があることも話題にのぼった。


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