求人情報

DS模擬問題:マカオ編

  • 2008年4月28日

問 タイパ・ビレッジにあり、「フード・ストリート」として有名な通りの名前は次のうちどれか

 A 官也街(クンヤァガイ)
 B 埃武拉街(アイモウラガイ)
 C 水抗尾街(スイハンメイガイ)
 D 大三巴街(ダイサンパァガイ)



  ――正解は最下行へ

ココに注目!


▽半島とは異なる情緒漂うタイパ島、コロアン島

 香港から西南西方向へ60キロメートルの位置にあるマカオは、中国の広東省と陸続きにあるマカオ半島と、その南にあるタイパ島、コロアン島、そして現在、開発が進められている埋立地域のコタイ地区からなる。面積は東京の品川区よりやや広い28.6キロメートル程度だが、そこには16世紀のポルトガル人の到来以降、中国や日本などの東洋と、ポルトガルなどの西洋との交易や、その航路途中となるアフリカやアジア各地など、東西各地が融合したさまざまな文化が詰まっている。

 世界遺産「マカオ歴史市街地区」観光のメインとなるのはマカオ半島南部だが、タイパ島、コロアン島には開発が進んだ半島とは異なる魅力が多い。また、それぞれの島の間を埋め立てたエリアで、現在、開発されているコタイ地区の完成により、この付近の注目が高まることも予想される。2つの島の特性を押さえ、マカオの多様な魅力を旅行者に提供したい。




▽ポルトガル人が別荘地としたタイパ島

 タイパ島は、現在は開発が進み、マカオ国際空港やタイパ島フェリー・ターミナル(北安)があるほか、大学や住宅街、ホテル、商業地区などがある。とはいえ、半島部より緑が多く、のどかな雰囲気が特徴だ。

 もともとタイパ島は、マカオ半島に住んでいたポルトガル人が別荘地としていた風光明媚な場所だ。かつての水際にはポルトガル風の建築物が並び、その一部は現在、「タイパ・ハウス・ミュージアム」として公開。マカニーズの文化や島の生活などを紹介している。また、その西側にある小さな漁村が現在、「タイパ・ビレッジ」と呼ばれている。食通街として人気の「官也街(クンヤァガイ)があり、ランチタイムや夜は素朴で新鮮な味を求める旅行者や現地の人々でにぎわう。その周辺は路地が迷路のように広がっており、中国風の寺院や広場、ポルトガル風のパステルカラーの外壁など、異国情緒が感じられる風景に出会える。スケッチや写真撮影の場としてもおすすめだ。

 このほか観光スポットでは、撮影のロケでも使用されることの多い瀟洒な雰囲気のカルモ教会や、世界に3つしかないといわれる四面仏、マカオで一番敷地面積のある仏教寺院、菩提禅院などがある。




▽マカオのリゾート地・コロアン島

 カジノや高層建築のゴージャスなホテルのイメージが強いマカオの中で、異なる趣きを見せるのがコロアン島。ビーチや亜熱帯の植物が茂る、自然豊かなリゾート・アイランドだ。各種ウォータースポーツやバーベキューサイト、ゴルフコース、ハイキングコース、リゾート地としての設備を備えており、マカオでは珍しくカジノのないリゾート「ウェスティン・リゾート・マカオ」や「ポウサダ・デ・コロアン」がある。

 海岸線には南欧風のリゾート・マンションが建てられているが、その西側のコロアン島最古の村「コロアン・ビレッジ」には昔ながらの漁村の雰囲気が残る。半島部の賑わいとは一線を画した静かな街並みに、どこか懐かしさを感じる人も多いだろう。通りでは日用品や野菜、食料品などが販売され、昔の暮らしを彷彿とさせる風景に出会う。また、コロアン・ビレッジ付近には日本にもゆかりの深いフランシスコ・ザビエルを祀る「聖フランシスコ・ザビエル教会」があるほか、海の神様を祀る「譚公廟」もあり、歴史的な観光スポットもある。日本でも有名なエッグタルト「ロードストーズベーカリー」の本店もコロアン島にあり、旅程中に訪問を組み込む
パッケージツアーも多い。







正解 A