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ジュメイラ、08年度はMICE取り組み強化−2011年には合計57軒へ

  • 2008年4月16日
 ジュメイラは2008年度、日本市場でMICEの取り組みを強化する。ジャパン・ジュメイラ・リージョナル・セールス・ディレクターの奥田重彦氏は、「レジャーマーケットはもちろん重要だが、市場の中で、ある程度ブランドの認知度も向上してきた。今後は、MICEを受け入れられるだけの設備を揃えていることをアピールしていく」と説明。すでに日本企業から1000名以上の規模のグループを複数受け入れるなど、実績も着実に積み始めており、それにつれてホテル側も日本人のMICEグループを受け入れる体制を整えている。企業側へのアプローチでは、旅行会社が重要な手段という考え。4月15日には東京で3回目となるジュメイラ・ロードショーを開催、レジャーと区別して「MICEグループ、法人旅行向け」にセミナーとワークショップを実施した。

 一方、2007年度に取り組みを開始したハネムーナーについては、「まだ準備段階」という。ただ、海外ウェディングを取り扱う会社からの注目も高く、ホテルでもウェディング・パッケージなど受け入れ態勢はできていることから、継続的に行動を展開する方針だ。また、レジャーマーケットについては、「今後もメディア露出が重要になる」という。これまでは、消費者が「行ってみたいと思っても手の届かない印象」を抱きがちであったため、「安くはないが、高値の花ではない」ことを訴えていく。

 なお、ジュメイラでは2011年までに、グループのホテル数を57軒にする計画だ。現在はドバイの8軒に加え、ニューヨークの「ジュメイラ・エセックス・ハウス」と、ロンドンの「ジュメイラ・カールトン・タワー」、「ジュメイラ・ロウンズ・ホテル」の合計11軒。2008年には、上海にも客室数309室の「ジュメイラ・ハンタン・新天地」が開業する予定だ。