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ジュメイラ・エミレーツ・タワーズ、利用者増できめ細かなサービスも重視

  • 2008年4月15日
 ドバイのジュメイラ・エミレーツ・タワーズ総支配人のハンズ・ハイリガーズ氏がジュメイラ・ロードショーでのセミナー、ワークショップのため来日、現況などを語った。ドバイはこのところ、金融街としても著名な都市に変貌しつつあり、ビジネスの中心街にあるジュメイラ・エミレーツ・タワーズは、イギリスやドイツなどのヨーロッパ、アメリカ、サウジアラビア、クウェート、バーレーン、カタール、アラブ首長国連邦、オマーンの湾岸諸国、香港やシンガポールのアジアからと、世界各地からの利用者を集め、稼働率は89%で推移している。このうち、日本からの利用者は全体の4%から5%ほどで、現在はビジネス旅客が中心だ。今回のロードショーではMICEをテーマにしたセミナーの開催を予定しているが、レジャー面でも力を入れたいという。特に、近隣には各種ブランドが入居するショッピングセンターもあり、ジュメイラ・ビーチホテルなどとあわせた提案もしていくという。

 また、ジュメイラ・エミレーツ・タワーズの特徴のひとつとして、女性専用フロアがあり、こうしたフロアもビジネス、レジャーともにアピールしていく。このフロアは、スタッフもすべて女性で、セキュリティでもその他のフロアの利用客が入ることができず、客室のアメニティもショパールで統一し、満足度の高いサービスを提供しているという。

 日本人の利用者の増加に向けては、引き続きロードショーで来日、レジャー担当者やピーアール、マーケティング担当者など多くのスタッフが幅広い旅行業界の意見を吸い上げる活動を継続すること、およびドバイでの日本の現地法人からニーズを丹念に汲み取ることを考えている。ホテル内には、日本食レストラン「トウキョウ@ザ・タワーズ」があり、「現地の日本人に頻繁に利用をいただき、好評だ」という評価をアピールしていくという。また、日本人スタッフもゲストサービスをはじめ3名おり、チェックイン後の日本茶サービスなど、きめ細かな点にも配慮していく方針だ。