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ウィンザー窪山社長、「高級ホテルでもGOP45%可能」、5年以内に100億円へ

  • 2008年4月11日
 ザ・ウィンザー・ホテルズ・インターナショナル代表取締役社長の窪山哲雄氏は4月10日、同ホテルの2008年度のテーマおよび戦略に関する記者会見で、「昨年の収入は55億円。GOP(グロス・オペレーティング・プロフィット/営業総利益)は25%近くをたたき出した」とし、「高級ホテルでも45%は可能だ」と見解を語った。GOPは通常、高級ホテルは20%前後が平均といわれ、40%台はビジネスホテルなどと同じ程度となる。窪山氏はそのためには「管理をしっかりやっていく必要がある」とし、たとえば原価管理から顧客管理、温度などのコストコントロールなどとリンクしながら、スキルマネジメントで各スタッフの技術を高めることで達成が可能という。ただし、「単に利潤を追うのではなく、その次のステージのために実現させたい。ホテルを根幹から見直す時期だ」と強調。5年以内に100億円の収入確保の到達を目標とした。

 また、窪山氏は「ホテルは海外の文化」と述べ、「日本に外資系ホテルが進出しているのは、他ホテルから学ぶための良い環境にある」としながら、「日本のホテルは外資に学びながら、学んでもらえる立場にならなくてはならない」とも語った。