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メリディアン・タヒチ、館内アトリエをプロモーション、GM来日し商品化促す

  • 2008年3月26日
 メリディアン・タヒチの総支配人であるドミニク・ミショー氏がこのほど来日し、旅行会社に向けて同ホテル内のアート・スペース「ル・アトリエ」の商品化をアピールした。ル・アトリエは展示作品の鑑賞だけでなく、その場で創作活動をすることもできる場所。現地のアーティストが創作活動をしており、彼らや訪問者との交流も可能だ。ドミニク氏は「タヒチはゴーギャンのゆかりがあり、芸術性が高い場所。絵が好きな人に対する訴求力は高い」とアピール。さらに「アートに言葉はいらない。ゲストやアーティストと交流し、芸術の観点でタヒチの魅力が分かってもらえる」と、強調した。

 現在、スケッチや絵画をテーマとする旅行は特にシニアが参加する絵画教室に向けた制作ツアーが多いが、同ホテルでは今後、こうした団体旅行とスケッチや絵画に興味のあるFIT向けのパッケージを展開。特にFITにはタヒチ内のスケッチポイントの紹介を満載したパンフレットでの募集を促すほか、旅行中に作成した絵や詩、写真など、旅の思い出を作りのための「カルネ・デ・ボヤージュ」(旅の手帖)を作るヨーロッパの習慣になぞらえ、手帖と色鉛筆などをキットとして有償で提供する。4月から5月にかけて手渡せるよう準備を進めており、今回訪問した旅行会社は全社が採用に賛同したという。また、団体向けには現地でも教室が開けるようにアトリエの貸切にも対応。さらに、タヒチでの創作意欲の高いアーティストには各種条件のもと、現地での創作のための滞在と、現地で制作した作品の日本公開をサポートすることも検討しているという。メリディアン・タヒチではアトリエ関連により、600名の誘客を期待している。

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