マンダリン東京、都内の小学校で食育ボランティア活動

  • 2008年2月19日
 マンダリン・オリエンタル・東京はこのほど、東京都中央区立常盤小学校の児童と保護者をあわせた79名を対象に、ペストリーシェフの五十嵐宏氏がボランティアで「味覚の授業」を行なった。授業では、甘味に焦点をあててグラニュー糖と黒糖を用意して、触ったりなめたりしながら同じ砂糖にもそれぞれの特徴があることを示したり、プリンを食べて甘さやカラメルの苦味、卵の風味など味の構成をそれぞれに発見してもらうなど、味覚の捉え方や楽しみ方を考える機会を子どもたちに提供した。五十嵐氏は「人生を豊かにし、人間性を育むためにも、ただ食べるのではなく味わうことを楽しんで欲しい。」と述べ、また同ホテルでは今後も地元に貢献する活動の機会を作っていくことに意欲を示している。

 「味覚の授業」は、2000年に設立された日本味覚教育協会が日仏の有志の料理人の協力を得て行なっているもので、味覚が確立しており、それを表現できる言語能力が備わった9歳前後の子どもを対象に実施している。