[総評]　今週は旅行業界が変わっていく方向が改めて見えた一週間であったかと思います。大韓航空(KE）はエアオンについてはPEXへの移行を図りたい考えを打ち出しています。今後、コミッション5％という中で、どのように旅行会社が収益を確保していくかがポイントとなります。ある航空会社の方は、「券面が目減りする中、旅行会社が収益をどこで確保していくのだろう」と今後の動きを注視したいというお話しをされていました。

　もう一つはJTBがランドオペレーターとの取引関係で、前進しようとしている動きがあります。韓国のランドオペレーターが早期化を依頼する背景には、これまでやりくりしてきたものの、為替という海外との取引では勘案しなければならない要素でも、会社運営が左右されるほどの窮状にあるといいます。そのランドオペレーターの方は「日本の旅行会社の仕入れ、営業担当者の方は、こうした実態を知らないかも知れないが」と前置きしてお話しいただきました。相互に「Win-Win」の関係にならなければ、海外旅行の成功に繋がらないと思いますので、改善に向かうことを期待します。（鈴木）


第1位
◆大韓航空、下期からエアオンIITを廃止−パスカルの利便性向上で(2007.9.27)

第2位
◆韓国ランドオペレーター、日本の旅行会社に支払い早期化依頼へ−JTBが対応(2007.9.25)

第3位
◆JTB、ランドオペレーター支払い早期化は韓国以外も視野−業界へ波及するか(2007.9.26)

第4位
◆エアバス380が関空に初飛来、GP7200エンジン搭載型では日本初(2007.9.26)

第5位
◆ブリティッシュ・エアウェイズ、新ビジネスクラスを成田／ロンドン線に導入(2007.9.25)

第6位
◆トップツアー、みずほ系のファンド会社が100％株主に(2007.9.28)

第7位
◆日本航空、虹橋チャーター便でFクラス、専用カウンター、ラウンジも確保へ(2007.9.26)

第8位
◆エス・ティー・ワールド、渋谷本社ビルにレストランを開店、旅情報を発信(2007.9.27)

第9位
◆スペシャリスト・インタビューエヌオーイーリテール東京営業課別府郁子さん(2007.9.26)

第10位
◆エールフランス、シャルル・ド・ゴールの搭乗サテライト拡充、日本線も移動(2007.9.25)