関空、月末からJL関空/香港線で無線ICタグの航空手荷物の実証実験

  • 2005年11月16日
 成田国際空港(NAA)、全日空(NH)、日本航空(JL)など航空会社や宅配会社をはじめとする16社で構成する次世代空港システム技術研究組合(ASTREC)は、関西国際空港と香港国際空港公団と協力し、無線ICタグ(RFIDタグ)による航空手荷物の自動認識実証実験を行う。実証実験の期間は11月28日から12月16日の15日間。JLが運航する関西/香港線のJL701便、JL702便を実証実験の舞台とする。関空での実験は、成田空港で実運航便を利用した実験に続くもの。
 RFIDタグはICチップに記憶されている情報を基に無線でデータの読み・書きを行うものでICカード乗車券などで普及が進んでいる技術。国際航空輸送協会(IATA)でも航空手荷物のRFID管理システムの導入を進めているところ。ASTRECはいわゆる「手ぶら旅行」の実現に向け、手荷物処理の研究を進めている。
 なお、ASTRECは関西空港内に事務所を設置し、技術研究開発拠点として次世代空港システムの実現に向けた研究を進める。