DL、成田/アトランタ線で来年1月からB-777型機を導入

  • 2003年8月7日
 デルタ航空(DL)の国際線およびアライアンス担当筆頭副社長のポール・G・マッツェン氏が来日し、DLの成田/アトランタ線で就航しているMD-11型機に代えて、来年1月からボーイングB-777型機を導入することを明らかにした。B-777型機にはビジネスクラス50席、エコノミークラス218席の計268席を設置する予定。
 また、マッツェン氏は9.11事件以降、「航空業界、とりわけ大手の航空会社は収益を確保することが困難な状況にある」とした上で、「現在の需要の状況では、成田/ロサンゼルス線、成田/ニューヨーク線など自社便で運航する事はない」と語った。ただし、コードシェアの提携は「今後、『スカイチーム』に参画する航空会社の増加で顧客のメリットを最大限に追及する方向性を考える」とした。既に7月からノースウエスト航空(NW)と成田/ニューヨーク線、成田/サンフランシスコ線、成田/シアトル線でコードシェア運航を行い、日本路線市場で利便性の拡大と顧客サービスの向上を進めている。加えて、マッツェン氏は「今年末に、NWとアライアンスを組むKLMオランダ航空(KL)とスカイチームのエールフランス航空(AF)とのコードシェア交渉が合意に至れば、NW、コンチネンタル航空(CO)もスカイチームに加盟するだろう」という見通しを示し、アライアンスの拡大によるメリットを最大限に生かす方針だ。