「JRE手ぶら旅」、駅・空港・ホテルを結ぶ配送網へ 成田空港で実証も
JR東日本グループは、2026年8月1日から多機能ロッカー「マルチエキューブ」と列車荷物輸送サービス「はこビュン Quick」を組み合わせ、東京駅と仙台駅から遠方のホテルへ手荷物を当日配送するサービスを開始する。第1弾として東京―仙台間を対象とするもので、仙台駅周辺や秋保温泉への送客、訪日旅行者の手ぶら観光や広域周遊の促進につなげる。
新サービスでは、東京駅または仙台駅に設置されたマルチエキューブに預けた手荷物を、新幹線によるはこビュン Quickで輸送し、当日中に宿泊先のホテルへ届ける。東京駅からは仙台駅周辺・秋保温泉エリアの約30施設、仙台駅からは東京近郊の500カ所以上のホテルが配送対象となる。
ロッカー利用時は当日午前9時30分までの予約と、午前10時30分までの預け入れが必要となる。駅の受付カウンターへ持ち込む場合は事前予約なしでも利用できる。料金は配送方向を問わず、Sサイズ3500円、Mサイズ3600円、Lサイズ3700円。
さらにJR東日本は2026年秋ごろ、成田空港にマルチエキューブを設置し、空港から東京近郊のホテルへの配送を始める予定だ。駅ロッカーで預けた荷物を空港で受け取る実証実験も行い、将来的なオフエアポートチェックインを視野に、航空会社や物流事業者との連携を進める。
また、NTTデータが推進するパスポートのデジタル化を基盤としたサービスの一環として、訪日旅行者が旅行前から予約できる手荷物当日配送の実証を2026年度中に実施する。手荷物と旅行者を分離することで、到着直後から観光できる環境を整え、駅や空港周辺の混雑緩和、観光地での回遊性向上、地域滞在時間の拡大を目指す。