マルタ島への日本人が好調なのを受け、現地の受け入れ旅行会社でも日本人旅行者の誘致に力を入れ始めた。日本人旅行者を扱うマルタ島の旅行会社、globalair（グローバルエアー）の日本人責任者である光嶋宣敬氏は「旅慣れた日本人旅行者が新たな体験を求めて来るパターンが多い。歴史遺産などを目的とした旅行者がのんびりしたマルタの風土と民族性に出会い､次は長期滞在で訪れたいと帰っていくケースが多い」と指摘。事実、昨年はテロの影響で他のデスティネーションが軒並み旅行者数を減少させる中で、マルタへの日本人観光客は初めて1万人を突破した。旅行に慣れた熟年層の人気が上昇しているほか、語学留学やハネムーンなど客層も多様化している。光嶋氏は「現地でのふれあいが究極の癒しとなる体験型デスティネーションとして、今後は若者へもターゲットを拡大し､イベントやフェスティバルを採り入れた季節感あるツアーやショート･ホームスティなどを売り込んでいきたい」と積極的に市場開拓を進めていく考えを明らかにした。

詳細：マルタ･グローバルエアー
5