パレスホテル、中東情勢の影響で予約減速 4年連続賃上げ実施も

 パレスホテルは8日、中東情勢の緊迫化によるインバウンド需要の減速や、人材確保に向けた賃上げについて発表した。

 発表によると、パレスホテル東京では、中東情勢の緊迫化を受け2026年2月末以降、インバウンド予約の受注ペースが鈍化。例年需要が高まる桜シーズンにおいても、4月初旬時点で稼働率が前年を約10ポイント下回るなど影響が表れている。さらに「Zentis Osaka(ゼンティス大阪)」でも予約キャンセルが発生しており、地政学リスクによる訪日需要の不安定さが浮き彫りとなっている。

 一方で同社は人材確保と定着を目的に、4年連続の賃上げを実施した。2026年は定期昇給とベースアップを合わせ平均6.0%の昇給とし、過去4年間の累計では23%超の引き上げとなる。初任給についても引き上げを行い、待遇改善による人材競争力の強化を図っている。