【Founder’s Eye】嘘だろ、高!

  • 2026年5月14日

嘘だろ、と思った。

6万円では無く、60万円と言われたからだ。

昨年9月に予定していた欧州出張が、諸般の事情で今年6月に変更になった。
ルートはそのまま。変更可能なビジネスクラス航空券だったので、軽い気持ちで日程変更を依頼した。

しばらく待たされた後、ものすごく申し訳なさそうに「ご希望の日程での残席は有るのですが、差額が60万円かかります」との案内。
一瞬、耳を疑った…6万円ではなく、60万円ですか?!
元の航空券は約80万円。それが日程を変えただけで140万円になる。

業界にいるので、同じビジネスクラスでも運賃クラスで価格が大きく変わることは理解している。
早めに予約すれば安いクラスが取れることも知っている。

それでも、80万円(これでも十分に高いけど)のものが、日程を変更したことで計140万円、1.7倍以上になることに、正直、ついていけなかった。

理屈は分かる。
しかし、納得はしにくい。

そしてこの2つは、本質的に別物だ。
この感覚は、おそらく多くの人が同じではないかと思う。

航空会社側にも事情はある。
需給で価格が変わるのは当然だし、ルール上も間違っていない。

ただ、今回のように「変更はできるが、結果的に大きな差額が発生する」ケースについては、もう少し分かりやすく伝える余地があるのではないか。
あるいは、変更時の差額を一定範囲に抑えるような仕組みがあっても良いのではないか。

最終的にはスポンサーと相談し、差額が25万円程度で収まる日程に変更した。
とはいえ、どこか釈然としない気持ちは残ったままだ。

訪日市場の拡大や諸物価高騰により、旅行素材の価格が上がるのは致し方ない部分もある。
ただ、その理屈と、顧客側の納得は、必ずしも一致しない。
「仕方ない」と「納得できる」は、全く別の話だ。

この「理屈は分かるが納得しにくい」という感覚を放置するのか、それとも向き合うのか。
その積み重ねが、選ばれるかどうかを分ける。
少なくとも私は、今回そう感じた。

~おまけ~
先月、札幌のことを書いたので、4月下旬のゴールデンウイーク前、那覇に出張した印象。
そこそこ混んでる…
羽田からの機内は主に中高年の方でほぼ満席、那覇空港には中学生と思しき修学旅行も含め、準ピークの様相。
2週ほど時期がずれているけど、札幌はガラガラだった、この違いは、なんなんだろう…

今月の一軒(出張メシ)

■平和苑(那覇・焼肉)

・住宅街にある、いわゆる「町の焼肉屋」
・沖縄県産牛の希少部位が充実
・何を頼んでも外さない

必食:県産牛のハラミ(山葵で)、アグー豚
予算:それなりに呑んでも1人1万円以内
メモ:気づけば5回以上通っている

岡田直樹
エフネス(トラベルビジョン)Founder。旅行業界向けメディアの運営を軸に、観光領域の事業開発に取組む。