日本観光振興協会、「観光DX検定」申込開始 初回試験は12月14日

  • 2025年10月27日

 日本観光振興協会は、データに基づく観光戦略を立案・実行できる人材を育成・認定する「観光DX検定」を創設し、10月22日に受験申込の受付を開始した。初回試験は12月14日に実施され、オンライン方式で自宅受験が可能だ。

 試験は12月14日の7時から22時の任意の時間帯で開始でき、制限時間は50〜60分、方式はIBTで実施する。受験には安定した通信環境とWebカメラを備えた端末が必要。

 出題範囲は初年度「初級」のみで、観光地経営や持続可能な観光、統計の基礎、KPI/KGI設定やツールの使い方など、観光分野に特化したデータ活用の基礎と実践をカバーする。翌年度以降は中級・上級の実施を予定している。

 学習リソースとして、学識経験者による約30分×10本の動画、PDFテキスト、各セクションの確認テストを備えたeラーニング講座を用意する。

 受験料は一般6600円(学生3300円)、eラーニング受講料は3万3000円(学生2万2000円)。申込期限は11月30日で、顔認証システム導入のため本人確認書類の登録が必要となる。