2025年GWの人気海外旅行先、アジアが上位を独占 混雑予想日は?
エクスペディアは10日、検索データによるゴールデンウィーク(GW)の人気旅行先や混雑予想日などを発表した。それによると、2025年GWの海外旅行の検索数は前年をわずかに上回る結果に。人気の旅行先では、上位10都市のうち7都市をアジアが占めており、円安や物価高の影響を受けながらも、比較的手頃な旅行先への関心が高まっていることがうかがえる。
人気ランキングでは、1位がソウル、2位が台北、3位がホノルルと、前年秋・冬のランキングと同じ顔ぶれとなった。特にソウルは、冬の厳しい寒さから台北に首位を譲っていたが、春の旅行シーズンには再び1位に返り咲いた。さらに、台湾の新北市が5位にランクインし、台北を訪れた旅行者の新たな目的地として注目を集めている。アジア勢には、バンコクやシンガポール、香港、バリ島もランクインしており、手頃な価格で楽しめる渡航先への需要が続いている。
また、前年同時期と比較した「人気上昇ランキング」では、1位にホイアン、2位にホーチミン、3位にダナンと、ベトナムの都市が上位を独占した。ベトナムは物価が安く、費用を抑えて旅行を楽しめることから、GWの旅行先として人気が急上昇している。特にホイアンとダナンは乾季にあたるため、快適な気候の中で観光を楽しめるのも魅力となっている。
混雑予想では、エクスペディアのフライトおよびホテル検索データによると、4月26日、5月1日、2日、3日は特に混雑が予想されている。最も混雑が少ないとされる5月6日と比べ、4月26日は5倍以上の混雑になる可能性があり、ホテルの予約状況も同様の傾向にあるという。