【視察レポート】脱カジノ依存目指すマカオの魅力とは?アクティビティ・グルメ・最新ホテル情報を取材した
ラグジュアリーやクラシカル、多様なホテルが揃う
開発著しいマカオ。カジノからイメージする豪華絢爛なものや、落ち着いたクラシカルな雰囲気のものなど、現在も様々なホテルが新規・リニューアル開業しており、今回の視察でも複数巡ることができた。その内の幾つかを紹介する。
まずは、今回実際に宿泊したハイアット系の「アンダーズ・マカオ」。昨年9月にオープンした同ホテルは、ギャラクシー・マカオ内に位置しており、リゾート開発が進むコタイ地区にあるものの落ち着いた雰囲気が魅力。
屋内プールやジムの他、バーも完備されておりゆったりと過ごすことができる。もちろん、周辺にはギャラクシーの他複数のリゾートが位置しているため、一歩ホテルを出れば、カジノやショッピングなどを楽しめる。
同じくギャラクシー・マカオ内に新たに誕生したのが、「ラッフルズ・アット・ギャラクシー・マカオ」。シンガポールのラッフルズからは印象が異なるが、全室スイート仕様の同ホテルは、ロビーに50万個のファインクリスタル等を使用したシャンデリアが飾られるなど華やかな内装が特徴的。
館内には、全長40mものインフィニティプールのほか、鮨、鉄板焼きなどの日本食レストランも入っている。また、9種類の選べる枕など細かなサービスも嬉しいポイントだ。
一方、マカオ歴史市街地区の中心地では今年、約1世紀前の1928年にオープンした「新中央ホテル」が8年間の大規模リニューアルを経て再オープン。屋上には展望台が新設され、歴史市街地区を360度見渡せるようになっている。
客室は全114室。5・6階が1920年代、7・8階が1930年代、9・10階が1940年代といったようにフロア毎に異なる時代を再現したデザインが採用されており、世界遺産巡りと併せ館内でも歴史を感じられるステイが可能だ。
2024年版のフォーブス・トラベルガイドでは、22軒のホテルが5つ星に選ばれ、2年連続で世界で最も多くの5つ星ホテルが存在するデスティネーションとなったマカオ。非常にコンパクトな地域ではあるものの、異なるスタイルのホテルに複数滞在してみるのも面白そうだ。