三井住友カードが旅行予約サイト立ち上げ、北米新興OTAと協業で
三井住友カードが北米新興OTA「Hopper」との業務提携により、25年春を目途に旅行予約サイトを立ち上げることを発表した。クレジットカード会員をメインターゲットとして、Hopperが持つ顧客行動・購入データ等のビッグデータと、それらをもとにした機械学習を用いたモデリングにより実現された独自性の高いフィンテックサービスをベースに、同社のデジタルサービスのノウハウを加え「これまでにない革新的な旅行サービス」を提供する。
発表の中では一例として、パーソラナイズされた旅行先やホテルのオファー、旅マエ・旅ナカ・旅アトで必要とするトラベル情報の配信、旅行積立でVポイントを上乗せする機能などが挙げられており、具体的なサービス内容や名称などは今度両社で協議する。
SMBCグループでは、昨年3月よりサービス提供を開始した個人向け総合金融サービス「Olive(オリーブ)」における非金融サービスへの展開を進めており、今回の取り組みがその第一弾となる。
一方のHopperは、予約の最適価格・予約タイミングの通知機能などを強みとした急成長中のOTA。米国でのアプリDLは1億2000万件にも及んでおり、今回の提携により日本初進出。直近では韓国でも同様の取り組みがあり、グローバルでの展開を進めている。