JATA 日米間の若者観光交流拡大へ「アメリカ旅行企画コンテスト」開催

  • 2024年3月24日

 日本旅行業協会(JATA)は21日、日米両政府間で締結された「日米観光交流年 2024」を機とした、若者の海外旅行需要喚起を目的に「アメリカ旅行企画コンテスト」を実施すると発表した。昨年の出国日本人数は19年比47.9%の9,624,216人。その内、米国への出国者数は19年比40.5%の1,518,522人で、19年からの回復率で見れば米国は全体から遅れを取っている状況だ。

JATA
薦田祥司氏

 同コンテストは、全国の大学、短期大学、専門学校に在籍する学生を対象に、同世代のアメリカ旅行への旅行需要を喚起・創出できる旅行商品を応募するもので、1次2次審査にて優秀企画を選出し、最終審査は9月開催のツーリズムEXPOジャパンにて行われる。応募期間は6月3日~7月5日。最優秀賞には、表彰盾のほか、応募企画観光地までの旅行費用最大50万円のサポートやホノルル往復航空券がプレゼントされる。

 JATA海外旅行推進部副部長の薦田祥司氏は、「学生自らが行きたい、やりたいことを是非この企画の中に落とし込んでいただき、旅行会社の方でも何か新たな気付きを得られるアイデアが出れば」と述べるとともに、ニューヨーク、カリフォルニアなどの人気エリアに加え新しい観光地の企画や、また、観光交流年の覚書でも触れられている「"スポーツ"に関連したもので、観戦だけではなく体験したりする企画などが出てくると良い」と期待感を示した。