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ぞわぞわする年明け、昭和的発想に危機感-インプリージョン オダギリサトシ氏

  • 2024年1月9日

昭和で時が止まっている

大阪も十分にローカルだと思いますが
大阪よりももっとローカルの地域で
観光地域振興のお仕事をしていると
つくづく感じることがあります。

昭和で時が止まってるな
と。

これは
3丁目の夕日的な昭和の街並みが残っているとか
80年ほどやってるええ感じの食堂があるとか

こんなんだったら地域資源にもなろうから良いんですが
そういう話ではないんです。

地域の人の
発想や考え方が
昭和なんです。

男尊女卑にはじまり
パワハラ、セクハラ当たり前
サービス残業当たり前
みたいな人が
程度の大小はあれど少なくありません。

この令和の世の中に
昭和気質の人が自治体職員や地方議員にもいるから
やっかい極まりないなぁと
ずっと思っていたのです。

ところが先日
「ポストコロナ時代を支える観光経営人材を考える」
というセミナーにパネラーとして登壇し
「地域観光のイノベーション」という切り口で
皆さんとお話してきたんです。

その際に一緒に登壇した20代の若者が
キレッキレで私の周りでは見かけないタイプでした。

パネルディスカッションの後
飲みながら話を聞いていると

トラベルテックでうんぬんかんぬん
トラベルスタートアップはどうたらこうたら
VCからの資金調達額があーだこーだ

目をキラキラさせながら教えてくれました。

アラフィフのオッサンである私にとって
彼の話は全て新鮮でおもろい。
超刺激的でした。

それに比べて
パネルディスカッションで
地域観光のイノベーションの秘訣を聞かれ
オチに
「地域の人と酒飲んでスナックでカラオケ歌うことが一番」
と言うてるような私。


私こそ
昭和で時が止まってるがな!!!


オダギリ サトシ
株式会社インプリージョン代表取締役。旅行会社向けに大阪の着地型旅行商品をODM開発する他、全国各地の自治体の観光集客アドバイザーや委員を務める。大阪商工会議所ツーリズム振興委員、「世界に誇る観光地を形成するためのDMO体制整備事業」の専門人材、観光庁「広域周遊観光促進専門家」。