来週開幕迎えるツーリズムEXPOジャパン、1000超の企業 団体が出展へ

  • 2023年10月19日

 来週26日~29日の開催まで残り一週間を切った「ツーリズムEXPOジャパン2023大阪・関西」、主催する日本旅行業協会(JATA)はメディア向けに実施概要などの発表を行った。

「ツーリズム EXPO ジャパン 2023 大阪・関西」キービジュアル

 会期は10月26日(木)~29日(日)の4日間。26日・27日が業界日、28日・29日が一般日となる。場所はインテックス大阪で、JATAのほか日本観光振興協会、日本政府観光局(JNTO)が主催する。入場料は業界日は無料(事前登録制)、一般日は前売り800円、当日1300円。出展数は国内620、海外480、その他300の計1400小間以上で、70以上の国・地域および1000を超える企業・団体が参加する。来場者数は19年並みの15万人を見込む。

 開催テーマを「未来に出会える旅の祭典」とした今回のイベントでは、「アドベンチャーツーリズム」「観光DX」「SDGs」などをテーマとした特設エリアを設けるほか、宇宙旅行のバーチャル体験や宇宙遊覧船の展示などが行われる予定だ。

 また、JATAは「Z世代に旅行の魅力を!」をポイントのひとつに挙げており、学生証を提示することで、これまでの中高生のみならず大学生、専門学生も入場無料としたほか、若者に人気の「NMB48」が広報アンバサダーに就任。26日の記者会見に登壇予定で、実際にブースをまわりレポートを行う予定だという。

 会場となる大阪では、2025年に大阪・関西万博の開催を控えているが、本イベントにも「大阪・関西未来ゾーン」を設置し、11の企業・団体が出展する。その他、万博×観光シンポジウムの開催や、万博関連のセミナーも実施される。

 観光庁長官の髙橋一郎氏は昨日の定例会見で「国内、訪日、アウトバウンド、地域活性化など、色んな切り口から関係者が一堂に集結し、観光需要のさらなる改善への起爆剤となる大変重要な意義があるイベント。相互交流の拡大や、万博への機運醸成が図られることを期待するとともに、私どもとしてもできる限りのサポートを行い、一緒に盛り上げていきたい」とのコメントを残した。

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