クルーズ=高い?広がらないクルーズ旅に「業界でインフルエンサーマーケティングの活用を」-CRUISE Ism代表 久野健吾氏

-活動を続けていくためにはマネタイズが重要になってきそうですね。

久野 はい、そのために「クルーズ寄港地のPR」は重要になってくると思っています。これは地方創生を目的としてクルーズの寄港地に特化したPRを行うもので、実際に高松港、唐津港のPRは既に実施しました。寄港地の行政の方々とお話しをしながら、船旅で訪れた際にその寄港地をどういう風に楽しむかという内容で、観光スポットや飲食店、体験などをインフルエンサーの方々を通してPRしています。

 発信場所は現在Instagramとウェブサイト上でのブログ記事がメインではあるものの、今後はYouTubeやTikTokなどより多くの他の媒体にも発信できるようになれれば良いかなと思っています。

 高松港と唐津港の他にも現在、金沢港、神戸港、下関港などにも提案やご相談をしています。先程一般社団法人化した理由を挙げましたが、行政とPR事業を行う場合には株式会社よりかは一般社団法人の方が契約しやすいというのも理由の一つです。

高松港(左)と唐津港(右)のPR事業で撮影された写真

-「クルーズ旅のコンサルティング」はどういったものでしょうか。

久野 一般の方からのクルーズ旅のお問い合わせに対して無料でコンサルティングを行っています。日本の方々はクルーズへの憧れがかなり強いと感じていて、その憧れを超えないとリピートに繋がりません。そういった意味では最初のクルーズ旅のコンサルティングが大事だと思っています。

 現在、問い合わせのボリュームも少ないので私一人でやっていますが、増えてくれば今後はクルーズ業界のベテランの方々にもお願いするつもりです。

 実際にお客様が乗船したいクルーズが決まれば、最終的には旅行会社まで繋げることが出来ればと考えていて現在各代理店とアフィリエイト契約も進めています。実際に代理店の中には既にクルーズイズムのブログ記事をセールスやマーケティング・PR、SNSに活用しておられるところもあります。

 クルーズを扱う旅行会社もそれぞれ違いがありますので、一番適したところをお客様と繋げていければと思います。