目下、採用中の話題の2ホテルは来春開業

　超話題のホテルといえば・・・、現在、日本中で宿泊施設の新規開業情報が次から次へと出てくる状態ですが、今回は東京に来春の同時期にオープンする2軒のホテルに注目してみたいと思います。9月と10月に両ホテルともオンラインにて採用説明会を実施し、採用につなげています。

　1つは東京駅至近に開業するブルガリ ホテル 東京（Bulgari Hotel Tokyo）。いま1つは新宿歌舞伎町に開業するベルスター東京（BELLUSTAR TOKYO）です。ベルスター東京に関しては同じビルの中にHOTEL GROOVE SHINJUKUというライフスタイル系ホテルも入居するというユニークなスキームなのですが、ここではラグジュアリー対決ということでブルガリとベルスターを見ていきます。

ブルガリ ホテル 東京が入居する東京ミッドタウン八重洲（左）とベルスター東京とホテルグルーヴ新宿が入居する東急歌舞伎町タワー（右）

　まさに山手線を俯瞰すれば東のブルガリ、西のベルスターという構図で、東京駅と新宿駅という東京の巨大ターミナル駅に2つのホテルがほぼ同時オープンということになります。ブルガリは98室、ベルスターは97室。客室数もほぼ同じなのですが、共通点は多数あります。両ホテルとも高層ビル内に入居します。ブルガリは東京ミッドタウン八重洲（三井不動産・地上45階、地下4階、高さ240ｍ）、ベルスターは東急歌舞伎町タワー（東急電鉄・地上48階、地下5階、高さ225ｍ）。どちらのビルも地下にバスの乗降場を備えるという点まで同じです。

　ブルガリもベルスターもディレクタークラス（部門長）のメンバーはすでに固まっています。あとはこの大将たちにどれだけの部下が集まり、どれだけの戦力となるかですが、ぜひそれぞれの大将たちの魅力を出してほしいと思います。

東急ホテルズはベルスター東京のオンライン説明会を10月25日にも予定

　良いリーダーが良いメンバーを集め良い雰囲気の組織を作る。それが何より大事と考えます。昔のように使い捨てのような考えではダメです。そもそも換えの人材はなかなか見つからないのですから。

　今の時代は“ゲスト獲得”と同じレベルで“メンバー獲得”が大事。むしろ、物事の順序で整理すればゲストよりも先んじてメンバーですよね。と、するならばマーケティング部門と人事部門がタッグを組むことも非常に重要です。御社は採用のマーケティングについてマーケ部門の方がアドバイスしているでしょうか。

　InstagramもTikTokも、人事の皆さんは試行錯誤でやっています。ぜひマーケの皆さんもヘルプをお願いします！