ハワイの「今」を駐在員の視点から-円安&物価高…無料で楽しめるアクティビティはいかが?
9月になり、日中はまだまだ強い日差しの真夏日が続くハワイですが、朝夕は涼しくなり秋の気配を感じ始めています。公立校に続き私立校も夏休みを終え、全ての子供たちは学校生活を始めました。同じくハワイ大学も秋学期が開始となり、通常授業での再開となる今年は、州外からの学生の姿もたくさん見られます。
一方、観光業の方は、順調に増えていた日本からの到着客数が再び小康状態に戻ったようで、日々の到着便数は増えたままですが、搭乗者数は減り気味になっています。
最近のニュース報道は、インフレによる諸々の値上げなどコロナウイルスではなく経済面の話題が中心になっており、11月の選挙の争点としてお金に関する報道が増えていくだろうと思います。今月は、気になったニュースと共に、円安&物価高のハワイ旅行で滞在費節約に役立つ無料アクティビティ体験記をレポートしたいと思います。
ハワイのコロナウイルス感染状況
過去3ヶ月の月末時点での1週間単位の新規感染者数は下記となっています。
市郡 | 陽性率 | 州全体 | ホノルル | マウイ | ハワイ | カウアイ |
---|---|---|---|---|---|---|
新規感染者数(6月) | 17.1% | 5482名 | 3785名 | 665名 | 579名 | 326名 |
新規感染者数(7月) | 15.1% | 4329名 | 3096名 | 418名 | 538名 | 183名 |
新規感染者数(8月) | 8.6% | 2219名 | 1520名 | 273名 | 282名 | 101名 |
新規感染者数は一気に半減しました。学校が始まったことで、校長から届く「校内での陽性者発生」の通知レターも再開されましたが、頻度は夏休み前より少なく週1回程度になっています。
ただ、変わらず身近に感染者は出ており、以前のように無症状ではなく、発熱など症状が出るようです。既に3回目接種から半年以上経過している人も多いので、ワクチンの効果切れなのか、ウイルスが強毒化しているのか、原因は不明です。3回目未接種の子供たちにも打たせるべきか考える必要が出てきました。
ワクチン接種
8月よりノババックス製のワクチンも接種可能になりました。また、9月初旬にはオミクロン株に対応したワクチンの接種が開始される予定です。
現在のワクチン接種率は、対象の5歳以上で約85%が1回接種済み、約77%が2回接種済み、約44%が3回接種済みとなっています。主に50歳以上を対象に行われている4回目接種は、約11%が接種済です。
マスク着用
基本的にマスクは不要で、オプショナルツアー参加時も着用の必要はありません。しかしながら、スーパーマーケットなど地元民の利用が多い商業施設では、マスク着用者の割合は高いように思います。また、学校など教育機関では室内でのマスク着用を継続しています。
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