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ニュースから見る現在のハワイ

 ワイキキビーチのアザラシの子育て終了など、癒されるニュースもありますが、じわじわと増えるサル痘と選挙のニュースが気になったのでまとめてみたいと思います。

サル痘ワクチン接種
 週に1度くらいの頻度でサル痘に関する報道を目にするようになっています。ハワイでのワクチン接種は、7月27日から18歳以上で過去14日間に感染者と接触した人を対象に開始しています。この時点での陽性確定者は11名でしたが、その後は8月8日時点で12名、16日には4名増えて合計16名、8月末時点で22名と、感染確率は低いようではあるものの静かに増えているようです。

 連邦政府からのワクチンの配布割当も増えるようで、今後は接種対象者を感染リスクの高い男性の同性愛者や症例の多い地域在住者などへと拡大すると発表されています。また、コロナワクチンと同様に州内各地にワクチンクリニックを開設して感染拡大の防止を始めています。

予備選挙
 前回の大統領選挙から2年後の今年は、中間選挙が11月に実施されます。それに向けて、2大政党の公認候補を決める予備選挙が8月13日に実施されました。連邦政府から地方議会まで全ての公職において行われますが、ハワイ州ではイゲ知事の任期満了に伴う州知事選が目玉となっています。予備選の結果、民主党はグリーン現副知事、共和党はアイオナ元副知事で11月の本選を競うことになりました。

 ハワイでの投票は、まだ市役所で投票をすることもできますが、基本的には前回2020年の選挙より「郵便投票」になっています。完全郵便投票の導入は、オレゴン、ワシントン、コロラド州に次いで4番目の州であり、経費節減、投票率の向上、投票所で働くボランティア不足の問題解消などが利点と言われていました。

郵送されてきた投票用紙を公園の駐車場などに設置された投票箱に投函します

 しかしながら、今回の投票率は約40%で34万票、投票率約70%で58万票が投じられた2020年の本選挙と比較してかなり低くなっています。中間選挙は投票率が低くなる傾向にあるとはいえ、郵便投票が投票率向上に有効的であるかどうかに関しては、2回目にして既に疑問符がついています。

 尚、全米的には今回の中間選挙はバイデン大統領へ逆風が吹いており、共和党の躍進が予想されていますが、そこは民主党が強力なハワイ。24万票以上が民主党、7万票が共和党だったようです。

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