ミキ・ツーリストによると、ミキ・ツーリストを含むミキ・トラベル・グループの持株会社であるGroup Miki Holdings Limitedの株式を日本旅行と阪急交通社が取得した。取得した比率は日本旅行、阪急交通社ともに発行済株式の13.33％ずつで、株主構成はエイチ・アイ・エス（HIS）が70.3％、日本旅行と阪急交通社が合計26.66％、その他が約3％となる。

　ミキ・ツーリストでは、重要顧客である両社が株主となることで従来以上にサービスに対するフィードバックを得られると期待している。

　また、日本旅行も自社の発表文のなかで、出資を契機としてミキ・トラベル・グループ各社との連携を強化し、欧州への企画商品や団体旅行などの取り扱いを拡大していくねらいを説明。デスティネーション開発や欧州発の訪日旅行にも共同で取り組み、さらにミキ・トラベル・グループの海外事務所へ日本旅行社員を出向させることなどによる人材育成も視野に入れているという。