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激動の時代を生き抜くために、技術活用こそ鍵-トラベルポート

  • 2017年7月18日

▽旅行会社のアプリ開発や航空会社の欠航対応も

 イベント開催に先駆けて、17日にはメディアを対象に新サービスの発表会を開催した。このうち「トリップ・アシスト」は旅行会社によるモバイル対応を目的としたソリューションで、旅行会社がそれぞれのロゴやブランディングを施して自社アプリとして提供することが可能。

 このアプリは特に出張者を念頭に旅程管理機能や、欠航や搭乗ゲート変更などのアラート機能、座席指定機能、旅行会社からユーザーへのプッシュ型通知機能、ワンクリックで旅行会社に直接連絡を取ることができる機能などを備えており、短期間での導入が可能なことも特徴だ。

 また、「トラベルポート・リゾルブ」は航空会社向けに開発したもので、欠航などのIROP(Irregular Operation)の際に必要となる宿泊手配をサポート。これまで旅行者はカウンターに長蛇の列を作るしかなかったのに対し、新サービスではメールなどで対象者が通知を受け取り、そのリンクから自分でホテルを予約できるようになる。

 これにより旅行者のストレス緩和に繋がるだけでなく、それぞれの手配の進捗状況などを管理できるメリットや、さらに場合によっては宿泊を提供する必要のない旅客に対してもサービスを利用可能にすることで増収も実現できるという。航空会社からの反応も大きいといい、担当者は年内には最初の導入企業が発表可能と自信を示した。

 このほか、こちらも業務渡航分野の「トラベルポート・ロコモート」は、出張者が自身で直接予約したり旅行会社を利用したりする多様な経路での手配から承認、安全管理などの複雑な管理業務を簡素化できるものだが、従来は英語のみの提供であったところから、年内には初の外国語対応として日本語化が完了する見込みだ。