ドバイで中東最大の商談会、日本市場は新体制で2割増へ
20年には国際博覧会
日本から「数十万人」のポテンシャルも
▽今後の旅行商品開発に向けて
ATMの会場でひと際目立ったのは、羽田、成田、関空から直行便を飛ばすエミレーツ航空(EK)のパビリオン。エアバスA380型機ファーストクラスの「シャワー・スパ」や「バー・ラウンジ」に、最新型のボーイングB777型機のビジネスクラスシートのモックアップも展示され注目を集めていた。
そのEKの子会社のランドオペレーターであるアラビアン・アドベンチャーズでキーアカウントマネージャーを務めるティロン・シュインタ氏は、「現在はハネムーナーや女子旅が中心だが、今後はファミリー層の増加を期待している」とコメント。そのためのキャンペーンなども検討しているといい、例えばリアルエージェントとOTAそれぞれに対して特性に応じたツアーの提案をめざすという。
なお、日本の参加者は全員が初めてのドバイ訪問だったが、2泊3日の事前FAMでは、レゴランドやハリウッドのテーマパークを擁する世界最大規模のアミューズメントパーク「ドバイ・パークス&リゾーツ」の中にあるテーマ型ホテル、世界一の高層ビルである「バージュ・ハリファ」や世界最大の人工島「パーム・ジュメイラ」訪問、水上飛行機などを体験。さらに人気の高いデザート・サファリツアーやスーク(市場)ツアー、ホテルインスペクションと盛りだくさんの視察となった。
さらに、中には最終日にオペレーターの日本語ガイドとさらに8軒のホテル視察をこなすなど積極的に機会を生かした参加者も。また「アラブ文化を保ちながら、続々ホテル建設が続く、安全でモダンな都市というドバイに自分自身がとても魅力を感じた」という感想も聞かれた。
取材協力:ドバイ政府観光・商務局
取材:小野アムスデン道子
取材:小野アムスデン道子