ツアーグランプリ、大臣賞は温泉ヘルパー手配ツアー、国内商品が初受賞
▽ツアーグランプリ2015、受賞作品の商品説明と受賞理由
<国土交通大臣賞>
昭和観光社
「心の翼(温泉入浴・現地ヘルパー手配ツアー)」
商品説明・受賞理由:高齢者の負担軽減に配慮した国内旅行商品。高齢化が進む日本で、旅行をためらう人に旅の喜びを伝えることができる、今後の高齢者向け商品のモデルとなりうる点が評価された。また、現地のヘルパーを手配するなど、地域との連携も評価された。
<観光庁長官賞>
HIS
「カンボジアの孤児院でボランティア&アンコールワット 6日間」
商品説明・受賞理由:ボランティア活動を含む、若者向けの学習プログラム。若者に海外で異文化に触れる機会を与えるとともに、ツアー後にはソーシャルメディアを通じて参加者同士がコミュニケーションを取れるようするなど、一過性に終わらない体験を提供する取り組みが評価された。また、ボランティア活動の経験が就職活動において有利になることから、現実的な市場ニーズを取り込むことに成功した点も評価された。
びゅうトラベルサービス
「Eastern Japan Tokyo Rail Days(ASEAN市場向け) 東日本鉄道暇期(台湾、香港市場向け)東京+(Plus)」
商品説明・受賞理由:訪日FIT旅行者にJRの鉄道を訴求した商品。ソーシャルメディアを活用したわかりやすいピーアールや、四季折々の体験を用意したことなどが、訪日旅行者の増加に貢献した点が評価された。
<海外旅行部門グランプリ>
【シリーズ部門】
中日ツアーズ
「韓国三十三観音聖地巡礼の旅」
商品説明・受賞理由:4回のツアーで韓国の33ヶ所の観音聖地を巡る商品。韓国観光公社(KTO)と緊密な連携をとった点や、名古屋エリアでは人気の商品となった点などが評価された。
【パッケージ旅行部門】
阪急交通社
「~インドが誇る11の世界遺産を巡る~インドが語る壮大な物語を紡ぐ11日間の旅」
商品説明・受賞理由:インドの11の世界遺産を巡る商品。日本では女性向けのアーユルヴェーダ関連商品や、タージマハル関連商品が定番化しているなかで、インドの魅力を見直して商品造成に取り組んだ点が評価された。
【SIT部門】
朝日旅行
「ヨーロッパ7ヶ国縦断列車の旅~ヨーロッパの最南端駅から最北端駅まで6000kmの鉄道紀行~12日間」
商品説明・受賞理由:ヨーロッパ内を鉄道のみで移動する商品。鉄道旅行に関心のある旅行者の潜在的なニーズの掘り起こしに繋がる点が評価された。また、鉄道旅行については個人で手配する人が多いなか、40名以上の予約があったことが評価された。
<国内・訪日旅行部門グランプリ>
昭和観光社
「心の翼 温泉入浴・現地ヘルパー手配ツアー」
(国土交通大臣賞とのダブル受賞)
<審査員特別賞>
ワールド航空サービス
「韓国旅行『新』時代 韓国文化を極める旅」
商品説明・受賞理由:ソウルで韓国の伝統的な家屋に宿泊するなど、韓国文化に重きを置いた商品。日韓間の相互理解のために訪韓旅行者の増加を望む委員会の期待も込められての受賞となった。
朝日旅行
シリーズ「ヨーロッパ絶景列車」
商品説明・受賞理由:鉄道とバスを利用してヨーロッパの絶景を巡る旅。荷物を別送にして移動中の参加者の利便性を上げたことや、目標を超える集客を果たした点が評価された。
阪急交通社
「カリブ海の真珠 キューバハイライト8日間」
商品説明・受賞理由:米国との国交正常化により、世界的な注目を集めているキューバへのツアー。同社では2011年からキューバ旅行商品の造成を開始し、地道に改良を重ねた点が評価された。
読売旅行
「絶景、初めての隠岐 西之島・春のモニターツアー2日間」
商品説明・受賞理由:島根県民向けに隠岐の自然やグルメ、歴史を訴求した商品。ターゲットは小さいものの、目標の3倍以上を集客し、地域活性の契機となった点が評価された。