インタビュー:エアアジアX日本市場開発担当のサカリ・ロム氏
旅行会社の販売強化
売りやすさ工夫しWin-Winの関係を
-これまでのご経歴はFSC一筋だったわけですが、LCCで勤務することに戸惑いはありませんでしたか。また、LCCと旅行会社との関係をどのようにお考えでしょうか
ロム もともとタイが好きで、エアアジアに入社する話が出る前に利用したことがある。その時に、飛行機が新しく座席も良いと感じた。食べ物や飲み物が有料だが、私にとっては飛行機やスペースの方が大事だ。それで入社を決めたというわけではないが、路線ネットワークが優れており、料金は安く、そして7年連続で世界一のLCCに選ばれている。
旅行会社との関係という意味では、エアアジアはもちろんLCCであり、これからレガシーキャリアのようなものになるという話もなく、オンラインセールスが大切なのはこれからも変わらない。
しかし、エアアジアから見ても旅行会社から見ても、Win-Winで利益を上げることができるのであれば、それをすべきだ。これまでのやり方を100%踏襲することはできないが、旅行会社にも頑張っていただいて新しい方法を考えれば絶対に売れる。
-旅行会社経由での販売強化について、具体策があればお教えください
ロム すでにFAMツアーなどを実施しているところで、クアラルンプールでは商品化できつつある。観光局からのサポートを得て旅行会社が新聞広告を出稿するような、レガシーキャリアと同じような流れが作れつつある。
クアラルンプールは、久しぶりに行ってみて感じたが、日本のように良いサービスが提供され、英語が通じてホテルも清潔、そして安全。行っていただければきっとびっくりされるのではないか。
業務渡航のお客様にも、ビジネスクラスをご用意しており、便数も多くご利用いただきやすいと考えている。法人顧客用の契約や専用窓口もある。我々も今後頑張っていきたい。
-ありがとうございました