インタビュー:NH執行役員大阪支店長 新居勇子氏
営業を元気に、旅行会社と関係強化
ニッチ発掘へ協力に意欲
-管轄エリアの旅行会社に対してメッセージをお願いします
新居 いつもお世話になっております、本当によろしくお願いします、ということに尽きる。私だからということではなく、是非ANAをよろしくお願いいたします、と。
私も旅行会社の営業から始まっている。インフィニの営業もした。営業のことは、社内で教えてもらうのではなく、自分自身で勉強をする部分も多いと思う。また、パートナーの旅行会社に行って、質問したほうがたくさん教えていただけることもあった。
当時は、旅行会社の方々と仲良くしなさいと言われた。最初は仲良くの意味がわからなかったが、一緒に仕事していく中で、仕事を楽しむということだと理解することができるようになった。
また、1日に1回は外出しろ、とも言われた。営業マンが社内にいるのは悪、というような時代で、囲いがある喫茶店で内勤したりすることもあったが、癖が付いているので、やはり外出したからにはお客様とお話をせずにはいられなかった。そういう時ほど、不思議といい情報が入ってきたりしたこともあった。
それから、遠いところから行けとも教わった。手前から行くと、時間がなくなってきたら、「もうここ行くのやめよう」、となってしまう。遠いところから行くと、まさかここにもう1軒あるのに、知らない顔をするわけにいかない。だから遠いところから行けと。
そういうことだけ教えてもらって後は自由。後は稼いできなさいと。細かいことをいうのではなくて、それでいい。もちろん細かい数字などもあり、それもちゃんと理解しないといけない。しかし、まずは外に出てお客様とお話することで、初めて何かがスタートすると思う。
社内では、就任にあたってお客様第一主義、お客様の立場になって考えるんだよということを話した。営業的にいうと、お客様を増やすということをやってほしい。増やすというのは3つあって、1つは当たり前のことだが、数。2つ目はリピーターで、3つ目がファン。部長や支店長達には、後輩に対してそういうことを教えてあげてほしいと思う。
-ありがとうございました