ザグレブ旅行の費用を徹底調査!2024年最新版の予算とお得な予約を徹底解説
ザグレブ旅行の相場は?
では早速、ザグレブ旅行にかかる費用の相場からみていきましょう。東京からザグレブまでは直行便がないため5泊8日が一般的な日程となり、旅費も250,000円前後が相場です。
個人・団体に関わらず、旅費の半分以上が航空券代となってしまうのがヨーロッパ旅行。利用する航空会社によっても多少の差異はありますが、訪れる時期や行動範囲、さらに添乗員付きなどの条件によっても大きく変わってきます。
クロアチアは5月から10月まではベストシーズンと言われ、世界中から多くの観光客が訪れます。反対に11月から3月まではオフシーズンとなるので、格安で旅をするならこの時期がおすすめ。閑散期では200,000円前後で旅することもできますが、閉鎖されてしまう観光スポットも多いので、旅費のみでの選定は注意が必要です。
ザグレブ旅行を安く予約する方法は?
個人旅行で旅費を安く抑えるための秘訣は、フライトとホテル代が大きなポイントとなってきます。フライトに関しては、ヨーロッパ1都市を経由する「ターキッシュ・エアラインズ(イスタンブール経由)」、「エミレーツ航空(ドバイ経由)」、「カタール航空(ドーハ経由)」のいずれかがおすすめです。
ターキッシュ・エアラインズはトルコ国営航空のため、世界で最も多くの就航地に乗り入れている航空会社の一つ。トルコからクロアチアまでは首都ザグレブの他、人気都市として知られるドブロブニクにも年間を通し就航しているため、利便性にも優れています。
またドバイを本拠地とするエミレーツ航空は、その豪華さが印象的で「空飛ぶ宮殿」の異名を持っていますが、他社と比較しても低価格の設定が特徴です。カタール航空は独自のネットワークが充実し比較的安価で利用できますが、現時点では羽田・成田からの利用に限定されています(2024年現在)。
次にホテル代については、クロアチアでの1泊あたりの宿泊費は一人当たり5,000円が目安です。これはリーズナブルなシティホテルの価格のため、スタンダード・高級タイプではさらに費用がかさみます。
フライト・ホテルの予約に関しては、3~6ヶ月前の早い段階がおすすめです。また観光を目的に、格安ホテルをチョイスするなら新市街エリアに注目。平均よりも少しオーバーするだけでおしゃれなホテルに宿泊もでき、観光やショッピングなども満喫できます。
ザグレブ旅行の内訳
ここからは、ザグレブ旅行にかかる費用について解説します。具体的にはツアー代、航空券代、ホテル代、観光・交通費代、食費代、お土産代の6項目。単に節約するのではなく、旅を楽しみながら費用を抑えるポイントをご紹介します。
ツアー代はいくら?
日本からザグレブ行きのツアーは単独1都市ではなく、多くが周辺都市との周遊コースになっています。そのためツアー代は300,000円以上がほとんどで、ハイシーズンでは500,000円以上のものも登場。
人気のツアーには「アドリア海の真珠」と讃えられる小さな港町・ドブロブニクも盛り込まれているため、初めての方でもクロアチアの魅力を堪能できる内容です。
プラン名 | 価格帯 |
359,800円~469,800円 | |
245,000円~302,000円 | |
284,800円~425,800円 |
航空券代はいくら?
日本からザグレブまでは直行便がないため、最低でもヨーロッパ1都市を経由する必要があり、オフシーズンでも往復160,000円以上かかるのが現状です。所要時間は20時間前後が目安となりますが、航空会社によっては経由地での滞在時間が長かったり、2都市以上を経由しなければならない場合もあります。
また出発時間・到着時間も考慮すると、ザグレブまでのおすすめ航空会社は以下のとおりです。
航空会社 | 経由地 | 所要時間 | 金額(閑散期) | 金額(繁忙期) |
ターキッシュ・エアラインズ | イスタンブール | 17時間10分 | 165,900円~ | 374,300円~ |
エミレーツ航空 | ドバイ | 21時間 5分 | 219,800円~ | 377,840円~ |
カタール航空 | ドーハ | 19時間50分 | 225,300円~ | 304,400円~ |
総合的にみると経由地での待ち時間も少なく、午前中にザグレブに到着できるターキッシュ・エアラインズは注目すべきところでしょう。またカタール航空は繁忙期でも他社と比べると価格も低く、経由地のドーハでは待ち時間も約2時間半程度となっています。
さらにエミレーツ航空は経由地での滞在時間が約4時間となるため、所要時間は3社の中では最長の21時間。しかしながら経由地のドバイ国際空港は、免税店をはじめとするショッピングやグルメが楽しめるだけでなく、仮眠やプール、ジムなどの施設が整っているのも見逃せないポイントとなっています。
ホテル代はいくら?
ザグレブの一人当たりの宿泊費は、5,000円前後が相場です。ホテルでも安い宿泊施設はいくつかありますが街の中心部から離れていたり、トラムを利用しなければならない立地等、初心者の旅行には不向きな場合もあります。
また比較的安価な「アパルトメント」というタイプは、シャワー時のお湯問題や事前にオーナーとのやり取りが必須となるため、初心者の方は注意が必要。宿泊費を抑えながら、安心して観光を楽しめる宿泊施設をいくつかご紹介します。
ホテル・ブルーはザグレブ中心部から2.1km離れた場所にあり、周辺は博物館や公園が散在しています。外観は名前のとおり青を基調とした造りで、2020年にリフォームした客室は清潔感あふれる快適さ。
館内には全36室の客室があり、美しいザグレブの街並みを眺望できる他、ランドリーや24時間対応のフロントデスクも完備しています。滞在中はビュッフェまたはコンチネンタルの朝食も味わえ(有料)、周辺にはレストランもあるので快適に過ごせる宿泊施設です。
住所:10000, Zagreb, 20 Ul. grada Vukovara
アクセス:Zagrepčanka(3,5,13,33のトラム停留所)より徒歩4分
■マイストラ・シティ・バイブス・ホテル・インターナショナル(Maistra City Vibes Hotel International)
マイストラ・シティ・バイブス・ホテル・インターナショナルは、ザグレブのビジネス地区に位置する宿泊施設です。ザグレブ中央駅までも徒歩圏内のため、観光にも便利な立地でトミスラフ広場や植物園などの自然も堪能できます。
館内には全207室の客室が備わり、スタンダードやデラックスタイプ、さらにファミリータイプやスイートなど予算や好みに合わせてチョイスが可能。室内は清潔で暖色系のリネンでまとめられているため、落ち着き感もあります。さらにコーヒーショップやスパ施設も充実しているので、リラックスしながら過ごせる宿泊施設です。
住所:10000, Zagreb, Miramarska 24
アクセス:Miramarska(3,5,13,33のトラム停留所)より徒歩2分
観光や交通費代はいくら?
ザグレブはクロアチアの首都ですが、主要な観光スポットは徒歩でも十分散策できます。街の中心部から離れる場合には公共交通機関のトラムが便利で、紙チケットの料金は以下のとおりです。
30分以内有効 | 60分以内有効 | 90分以内有効 |
0.53ユーロ | 0.93ユーロ | 1.33ユーロ |
※2023年1月1日より通貨はユーロに変更、上記は全て一方通行のみ
このようにザグレブでは一定の時間内であれば、バスおよびトラムの乗り換えが可能。最初の乗車時に紙チケットに時刻を打刻すれば、時間内であれば何駅乗っても料金は変わりません。またザグレブ市内の観光スポットは無料で入場できるスポットが多く、ロトルシュチャック塔は3ユーロ(大人)で利用可能となっています。
さらにザグレブからは日帰りツアー「プリトヴィッツェ湖群国立公園」(オプションで40,000円程度)や、おとぎの国を連想するような小さな町が点在する「イストラ半島」もおすすめです。
世界遺産プリトヴィッツェ湖群国立公園 日帰りプライベートツアー 日本語アシスタント付きプランあり<貸切/英語ガイド/ザグレブ発>*昼食付きプランあり
■おすすめスポット①:イェラチッチ広場(Trg bana Josipa Jelačića)
イェラチッチ広場はザグレブの中心ともいえる場所で、広場の中央には「クロアチア独立の闘士」として知られるイェラチッチ総督の銅像が建っています。1866年に設置された銅像も第二次世界大戦を経て撤去されてしまいましたが、1991年の旧ユーゴスラビアからの独立を機に銅像が再建された歴史深い場所。
現在はトラムが行き交い、一年を通じてさまざまなイベントが開催される賑やかなスポットとなっています。
■おすすめスポット②:ロトルシュチャック塔(Top Kula Lotrščak)
ロトルシュチャク塔はザグレブ最古の建物として知られ、上階からは美しい街並みを見下ろせる絶景スポットとなっています。塔の高さは約30m、1927年から今日まで正午を知らせる時報は、街中に響き渡る迫力ある大砲の音。
1階部分は美術館(別料金)が入っているため芸術鑑賞ができる他、ギフトショップも併設されているためお土産品の購入もできます。
\クロアチアの観光について、もっと知りたい方はこちらから /
→【2024】クロアチア旅行の計画に役立つ!観光スポット20選&観光テーマ2選!
食費はいくら?
クロアチアは全体的に日本よりも物価は低く、特にビールは日本の半分以下で購入できます。しかしレストランでの食事は日本とあまり変わらない値段で、中には値段に比例しないところも多々あるのが現状です。これはクロアチア人があまり外食をしないためであり、レストラン情報などは口コミを参考にしたり、ファーストフードの利用も選択肢に入れるといいかもしれません。
■おすすめレストラン①:ノクトゥルノ・レストラン(Nokturno Restoran)
ノクトゥルノ・レストランは、イタリアンと地元クロアチア料理が味わえるレストランです。ピッツァやパスタは特に種類が豊富で、値段も1,000円前後で味わえます。特におすすめは、「ザグレブ風カツレツ(Zagreb Style Steak)」や、「ポークグリル・トリュフソースがけ(Grilled pork loin in Mushrooom or Truffle Sauce)」で、サイドメニューはチョイスが可能。
どちらも肉質がやわらかく、イタリアと肩を並べるトリュフの名産地・クロアチア産トリュフをたっぷりソースで味わう一皿は、贅沢そのものとなっています。
■おすすめレストラン②:ラ・シュトゥク(La Struk)
ラ・シュトゥクは、ザグレブ近郊の伝統料理・シュトゥルクリ(Štrukli)が味わえるレストランです。シュトゥルクリは、パスタ生地を薄くのばしてチーズや卵を入れて焼き上げる「ペチェニ・シュトゥルクリ」や、ゆでて味わう「クハニ・シュトゥルクリ」の2種類があります。
濃厚なチーズとパスタ生地のモチモチ食感はクセになる美味しさで、メインディッシュはもちろん、デザート感覚で楽しむシュトゥルクリもおすすめです。
お土産はいくら?
ザグレブの定番お土産品として有名なのは、ハート型の「リツィタル」。これは伝統的な飾り用のジンジャークッキーで、真ん中には小さな鏡やはめ込まれた愛らしい一品です。大切な方へのお土産品として重宝しますが、バラマキ用としては場合によっては不向きになることも。
そこで今回は、安価なのにザグレブらしいお土産品をご紹介します。
■おすすめお土産①:ドライイチジク
クロアチアはイチジクの産地としても知られ、市場などにはドライイチジクがたくさん並んでいます。美容や健康にも良いと言われるドライイチジクは、スーパーや市場でも気軽に購入できますが、ザグレブならやはり赤いパラソルで有名なドラツ市場(Tržnica Dolac)での購入がおすすめです。
市場のものは、スーパーで購入するよりもやわらかく、試食もさせてもらえるので一石二鳥。白い粉のようなものがついている物ほど乾燥させてあるので、よりソフトな味わいを好むのであれば粉が少なめのものがいいでしょう。市場では500g・2ユーロ程度で購入できますよ。
購入場所:ドラツ市場(Tržnica Dolac)
■おすすめお土産②:ナチュラルコスメ
クロアチアのナチュラル・コスメブランドとしても有名なアロマティカ(Aromatica)は、ザグレブに本店も構える人気店です。使用するハーブのほとんどが自社農園で栽培されているため、品質にもこだわりぬいています。
人気商品は石鹸やアロマオイルの他、各種クリームやハーブティーまでさまざま。10ユーロ前後で購入できる商品も多数あり、店員さんもとても親切なため、英語ができれば肌タイプや体の不調などの相談にものってくれます。
購入場所:アロマティカ(Aromatica)
モデルプラン!安くいくなら1週間で318,660円~
実際に航空券からお土産品までの費用を算出してみると、3泊5日で236,416円~、また5泊7日では318,660円になることがわかりました。また3泊6日の旅程にはオプションツアーは組み込まず、ザグレブ1都市を散策する費用となっています。
尚、3泊4日で楽しみたい方も多いかと思いますが、機内泊があるため、現地3泊の場合は5日か6日となります。
3泊5日 | 5泊7日 | |
航空券 ・ターキッシュ・エアラインズ | 165,900円~ | 165,900円~ |
ホテル代 ・ホテル・ブルー @5,772円 | (1名当たり) 17,316円~ | (1名当たり) 28,860円~ |
交通費 ・0.53ユーロ×4回×日にち | 1,000円 ~ | 1,700円~ |
観光費用 ・ザグレブ現代美術館(4ユーロ)、失恋博物館(7ユーロ)、ロトルシュチャック塔(3ユーロ)など | 2,200円~ | 2,200円~ + オプションのプリトヴィッツェ湖群国立公園 40,000円~ |
食事代 ・一日10,000円 | 30,000円~ | 50,000円~ |
雑費・お土産品代 | 20,000円~ | 30,000円~ |
合 計 | 236,416円~ | 318,660円~ |
また下記は、日本とザグレブの時差およびフライト時間を考慮した旅程です。
日程 | 旅程 |
1日目 | 日本を出発、機内泊 |
2日目 | ザグレブ着、ザグレブ観光・宿泊 |
3日目 | ザグレブ観光・宿泊 |
4日目 | プリトヴィッツェ湖群国立公園・ザグレブ宿泊 |
5日目 | ザグレブ観光・お土産購入 |
6日目 | ザグレブ発、機内泊 |
7日目 | 日本着 |
ザグレブ旅行は周遊もおすすめ!ドブロブニクやローマも行ってみよう
ザグレブに限らず多くのヨーロッパ都市は、2つないし3つの都市を周遊する旅プランが多くあります。これは各社の航空競争によるもので、クロアチアも国内数都市をはじめ、隣接するスロベニア、さらにアドリア海を超えたイタリア各都市との周遊プランが人気です。
クロアチア国内ではザグレブとドブロブニク、またイタリア・ローマを周遊するプランは、時間的にも効率が良くおすすめ。では早速、ドブロブニク、ローマの特徴を見ていきましょう。
●ドブロブニク
ドブロブニクは、アドリア海に面した南クロアチアを代表する港街です。「アドリア海の真珠」と称えられるこの街は、白い城壁とオレンジ色の屋根、そして紺碧に輝くアドリア海の美しいコントラストが大きな特徴。
街全体を取り囲むように建てられた城壁は、周辺諸国との海洋交易に備えて12〜17世紀にかけて建設されました。街の背後にはスルジ山もそびえ、街全体を見下ろす絶景のビューポイントです。
石畳が敷き詰められた城壁内部の旧市街には、可愛らしいショップやカフェが立ち並び、散策にもぴったりなルート。ガイドブックに載っているような観光スポットを廻るのもいいですが、フラッと立ち寄る何気ない場所にこそ、この街の美しさがあります。
●ローマ
イタリアの首都ローマは、歴史上、大帝国を築き上げた古代都市として有名です。現在も芸術・歴史などさまざまな分野において、栄華を誇る世界都市には、多くの人を魅了してやまない魅力があります。
コロッセウムやスペイン広場は、映画にも登場する人気観光スポット。他にもトレビの泉やパンテオン神殿、フォトジェニックなエリアとして知られるトラステヴェレなど、見どころは尽きません。