【2024】シチリア島旅行の計画に役立つ!おすすめ観光スポット22選
シチリア島はこんな場所!
シチリア島は、イタリア国内有数の観光地として世界中から観光客が訪れる場所です。本土のローマやナポリと比べても治安が良く、2017年には主要7都市の首脳が集まるG7サミットが開催されました。
シチリア島への行き方は様々ですが、本土から飛行機でパレルモかカターニアの空港に到着する方法が一般的です。格安航空会社も運航しており、ローマからパレルモまでのフライトは、約1時間で2〜3,000円程度の料金で利用できます。
シチリア島観光のベストシーズンは目的によって異なりますが、特に3〜6月と9〜10月が観光には最適です。22℃前後の穏やかな気温の中で、世界遺産やグルメスポット巡り、海水浴を楽しむことができます。ただし、昼夜の気温差が5〜7℃程度あるので、薄手の上着を1着持っていきましょう。
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パレルモで押さえておきたい!おすすめ観光名所5選
パレルモはシチリア島中部の都市で、各スポットへのアクセスがしやすいことが魅力の一つ。歴史や文化を堪能できる建造物も現存しているため、教会や劇場、モニュメントなどを鑑賞したい方にもおすすめです。
ここでは、パレルモを訪問した際に必見の観光スポット5選をご紹介します。
01|マッシモ劇場
マッシモ劇場は、シチリア島に伝統的に続くオペラハウスの一つで、過去には日本での来日公演も行われました。劇場内には常連客の姿が多く、スーツやドレスに身を包んだ地元住民が社交の場としても利用しています。
1897年に完成した劇場は、映画「ゴッドファーザー3」の舞台としても人気の場所です。内部のガイドツアーが開催されており、普段は見られない舞台裏をじっくり見学することができます。ツアーは毎日9時半から17時半まで、30分ごとに実施されていますので、参加してみてはいかがでしょうか。
スポット名 | マッシモ劇場 |
住所 | |
アクセス | Piazza Verdi(バス停)から徒歩1分 |
料金(ツアー) | 12ユーロ(約1,970円) |
02| パレルモ大聖堂
パレルモ市街のシンボルであるパレルモ大聖堂は、シチリア島最大の教会であり、パレルモ司教座が置かれる重要な聖地です。1184年に建設された後、幾度もの修復や改築を経て、現在見られる姿は当時の面影を残しながらも、時代を重ねた重厚な風格を漂わせています。
カトリック教会らしい華麗な装飾と城塞のような威厳を兼ね備えた外観は、見る者を圧倒します。内部には、精緻な彫刻や壮麗なフレスコ画、歴代王家の棺や貴重な宝物などが数多く収蔵されており、まさにシチリアの歴史と文化の宝庫と言えるでしょう。
夜になるとライトアップが行われ、昼間とはまた違った幻想的な雰囲気を醸し出すパレルモ大聖堂。シチリア島のベストシーズンである3月から10月頃は、18時〜20時頃に日が沈むため、夕暮れ時の美しい景色を楽しみながら、ライトアップされた大聖堂を訪問するのもおすすめです。
スポット名 | パレルモ大聖堂 |
住所 | |
アクセス | Bonello - Cattedrale(バス停)から徒歩2分 |
03|クァットロ・カンティ
パレルモ旧市街の中心に位置するクァットロ・カンティは、ヴィットリオ・エマヌエレ通りとマクエダ通りが交差する、17世紀にスペイン統治下の都市再生計画によって造られた交差点です。バロック様式の美しい四角い広場では、曲線的なファサードや精緻な彫刻、噴水が織りなす、映画のワンカットのような景色を眺めることができます。
4つの角には、それぞれパレルモの守護聖人やスペイン王家のシンボルが飾られており、歴史を感じさせる荘厳な雰囲気を醸し出しています。
周辺には、カフェやアートギャラリー、レストランなど、活気あふれる店が立ち並び、散策や休憩にも最適です。
スポット名 | クァットロ・カンティ |
住所 | |
アクセス | Roma - Vucciria(バス停)から徒歩4分 |
04|ノルマンニ宮殿
シチリア島の州都パレルモのシンボルであるノルマン二宮殿は、世界遺産にも登録される壮麗な建築物です。
9世紀にアラブ人によって建設が開始された宮殿は、その後ノルマン王たちによって拡張され、シチリア王国の王宮として栄華を誇りました。アラブやノルマン、ビザンティンなど、様々な文化が融合した建築様式は、他に類を見ない独特な雰囲気を醸し出しています。
宮殿内部に足を踏み入れると、まず目を奪われるのは、アラブ様式の幾何学模様が美しい床。壁にはキリスト教の聖人や聖書物語を描いたビザンチン様式のモザイクが輝き、天井にはノルマン様式のアーチが荘厳な印象を与えます。また、王宮として使われていた時代そのままの姿を残すパラティーナ礼拝堂は、金箔とモザイクで装飾された天井が圧巻です。
スポット名 | ノルマンニ宮殿 |
住所 | |
アクセス | パレルモ中央駅から徒歩20分 |
05| モンレアーレ大聖堂(パレルモ郊外)
モンレアーレ大聖堂は、世界最大級のモザイク装飾とノルマン様式が融合した、シチリアの至宝と呼ぶにふさわしい存在です。2015年に世界遺産に登録された大聖堂は、一見シンプルに見えますが、ひし形模様が描かれたアーチ状の装飾が特徴的な回廊が必見。47mもの長さを誇る回廊には、228本もの円柱が並び、アーチ状の装飾を支えています。
内部に足を踏み入れると、圧倒的なスケールのモザイク装飾が目に飛び込んできます。 キリスト教の聖書物語や聖人伝などを描いたモザイクは、総面積が6,000㎡を超え、まさに光の絵画と呼ぶにふさわしい美しさです。黄金色に輝く背景に描かれた人物や風景は、見る者を魅了して止みません。
大聖堂はパレルモから南西に位置しており、バスで気軽に訪れることが可能。インディペンデンツァ広場の前からアクセスする場合、389番の市内バスが1時間に1本の頻度で運行しています。
スポット名 | モンレアーレ大聖堂 |
住所 | |
アクセス | Fontana Del Drago - Cannolicchio(バス停)から徒歩10分 |
カターニアで押さえておきたい!おすすめ観光名所5選
シチリア島東部に位置するカターニアは、パレルモからバスや電車で約2時間半の距離にある、太陽と活気に満ちた街です。歴史を感じさせる大聖堂や城塞、そしてバロック様式の街並みが織りなす美しい景色は、2002年に世界遺産にも登録されました。
ここでは、カターニアを訪れた際におすすめの観光スポットを5つご紹介するので、世界遺産の街歩きに活用してみてください。
01|エトナ山(カターニア近郊)
エトナ山は、シチリア島で最も高く、今も活発に活動を続ける活火山です。 シチリアで二番目に大きな街、カターニアはエトナ山麓に位置し、その歴史の中で幾度となく噴火による被害を受けながらも復興を繰り返してきました。
標高1900mの南側にあるサピエンツァ避難所までは車でアクセス可能。 火口跡を散策したり、頂上付近まで行くロープウェーに乗ったり、さまざまな楽しみ方ができます。サピエンツァ避難所へのアクセスは、路線バスやタクシー、ツアーなど、自分に合った方法を選びましょう。
エトナ山麓は噴火によって生まれたミネラル豊富な土壌で、ワイン用のブドウ園やオリーブ園、牧場などとして利用されています。 特に、エトナの独特な土壌で育まれたブドウから作られるワインは、他では味わえない独特な風味と評価を得ています。
スポット名 | エトナ山 |
住所 | |
アクセス | カターニア空港から車で約1時間 |
02|ベッリーニ庭園
ベッリーニ庭園は、シチリア島出身の作曲家ベッリーニの別荘の庭園としても有名で、カターニア最古の都市公園です。 19世紀初頭に活躍したベッリーニは、オペラ作品を中心に気品漂う美しい音楽で人気を博しました。
緑豊かな木々が立ち並ぶ庭園は、観光の疲れを癒すのに最適な場所です。 散策路を歩きながら、歴史を感じさせる建物や美しい噴水、そして色とりどりの花々を鑑賞することができます。夏季には庭園内でコンサートも開催 され、音楽と自然を同時に楽しむことができます。
スポット名 | ベッリーニ庭園 |
住所 | |
アクセス | Bellini - Statua Garibaldi(バス停)から徒歩1分 |
03| ウルシーノ城
カターニア市街地から南に位置するウルシーノ城は、市内を代表するランドマークであり、シチリア王国の栄光と歴史を今に伝える存在です。 13世紀に建設された城は、かつて港を守る要塞として重要な役割を果たしました。その後、牢獄やアラゴン家、スペイン王国の居城としても使用され、カターニアの歴史を肌で感じられる場所となっています。
重厚な外観は、港を守る城塞としての威厳を感じさせます。 1693年のカターニア地震にも耐えた堅牢な姿は、長い歴史を物語っています。
城内の一部は博物館として公開されており、歴史的な宗教画や壁画、考古学遺物などが展示されています。 多くの部屋も見学可能で、当時の暮らしや文化を垣間見ることができます。城好きにはたまらない、見どころ満載のスポットです。
スポット名 | ウルシーノ城 |
住所 | |
アクセス | Plebiscito Grimaldi(バス停)から徒歩2分 |
料金 | 10ユーロ(約1,640円) |
04| 聖アガタ大聖堂
聖アガタ大聖堂は、カターニア中心のドゥオーモ広場に面しており、「カターニア大聖堂」とも呼ばれています。市内で主要な教会であるため、祈りを捧げる人々の姿を見学してみましょう。
11世紀に建てられた大聖堂は、1693年のカターニアを襲った大震災の影響で大部分が壊滅的な被害を受けました。現在は、震災後にバロック様式で建て直され、灰白色の華やかな姿で観光客からも人気があります。
大聖堂の内部には、キリスト教の聖女である聖アガタの祭壇やフレスコ画、ローマ時代の浴場跡などがあり、見学できます。さらに、シチリア島出身の作曲家ベッリーニの墓もあるため、聖地巡礼をしたい方にもおすすめです。
スポット名 | 聖アガタ大聖堂 |
住所 | |
アクセス | Via Vitt. Emanuele f/te 182(バス停)から徒歩2分 |
05| Catania Fish Market
Catania Fish Marketは、カターニア旧市街に位置しており、市内最大の魚市場として地元住民にも人気です。活気溢れる市場内では、数多くの魚が取り扱われており、タコやイカ、うなぎなども販売されています。また、シチリア島はカジキマグロを獲れるメッシーナ海峡に近く、市場内で見学できる解体シーンは迫力満点です。
市場内には、新鮮な魚を使った料理を味わえるレストランも点在しており、美味しい海鮮グルメを堪能することができます。特に「Osteria Antica Marina」は、イタリア版のミシュラン「ガンベロ・ロッソ」でも紹介されている店です。 生魚やイカスミパスタを味わうことができるので、イタリア産のワインと合わせて楽しんでみてはいかがでしょうか。
スポット名 | Catania Fish Market |
住所 | |
アクセス | Duomo Chierici(バス停)から徒歩1分 |
シラクーサで押さえておきたい!おすすめ観光名所4選
シチリア島屈指の美しい都市シラクーサは、古代ギリシャ時代の遺跡や壮大な海景色、そして歴史を感じさせる街並みが魅力です。 パレルモからシラクーサへのアクセスは、バスや電車で約3〜4時間。 日帰り旅行も可能ですが、1〜2日程度の日数を確保してゆっくり観光するのがおすすめです。
ここでは、シラクーサのおすすめ観光スポット4選をご紹介します。
01|ネアポリス考古学公園
シラクーサ観光の目玉は、「ネアポリス考古学公園」。 シチリア島最大の劇場をはじめ、ギリシャ時代の遺跡が数多く残る広大な公園です。公園内は広いので、事前に見どころを絞っておくと効率的に回ることができます。
特に見逃せないのが、「ギリシャ劇場」と「ディオニシオスの耳」です。 ギリシャ劇場は、紀元前5世紀に建てられた巨大な劇場で、現在もコンサートなどに利用されています。ディオニシオスの耳は、洞窟のような形をした石切り場で、かつて牢獄として使われていたという伝説があります。
公園内は日陰が少ないため、歩きやすい服装と日焼け対策を忘れずに。 真夏は特に日差しが強いので、帽子やサングラスも必須です。
スポット名 | ネアポリス考古学公園 |
住所 | |
アクセス | カターニア空港からシラク―サまで、直通バスあり |
02|アポロ神殿
オルティージャ島の中心部に位置するアポロ神殿は、シチリア島に残る最古のドリス式神殿です。 紀元前7世紀頃に建設された神殿は、長い歴史の中で教会、モスク、兵舎など様々な用途で使われてきましたが、1693年の地震で崩壊しました。その後、19世紀に発掘調査が行われ、現在では観光客に人気のスポットとなっています。
現在では、当時の姿を偲ぶことができる円柱が残っており、古代ギリシャ人の卓越した技術力を感じることができます。 2500年以上という長い年月を経たにもかかわらず、その威厳は失われていません。
夜にはライトアップが施され、昼間とはまた違った幻想的な雰囲気を味わえます。 静寂の中、ライトアップされた神殿を眺めれば、古代ギリシャにタイムスリップしたような感覚を味わえるでしょう。
スポット名 | アポロ神殿 |
住所 | |
アクセス | Siracusa駅から車で8分 |
03|アレトゥーザの泉
オルティージャ島にあるアレトゥーザの泉は、ギリシャ神話の妖精アレトゥーザに由来する泉です。 伝説によると、川の神アルフェウスに追われたアレトゥーザが、アルテミス女神の助けによって泉に変身したとされています。
清らかな水が湧き出る泉には、世界最古の紙の原料であるパピルスが自生しています。周辺ではパピルス紙を使った工芸品や文房具などが販売されており、シチリアの旅の思い出にぴったりです。
泉の周辺には、 カフェやバー、ジェラート店なども点在しているので、歴史と自然を満喫しながら、のんびりとした時間を過ごすことができます。
スポット名 | アレトゥーザの泉 |
住所 | |
アクセス | アポロ神殿から徒歩10分 |
04|シラクーサのドゥオーモ
シラクーサの旧市街「オルティージャ島」は、ネアポリス考古学公園から徒歩でもアクセスできますが、時間を節約したい場合はタクシーがおすすめです。 車で約10分と短距離なので、気軽に利用できます。
島のシンボルであるドゥオモは、ギリシャ時代の柱を基に建てられた壮麗な大聖堂です。 バロック様式と古代ギリシャ建築が融合した独特な外観は、見る者を圧倒します。
スポット名 | シラクーサのドゥオーモ |
住所 | |
アクセス | シラクーザ考古学地区から市内バスあり、徒歩で20分 |
足を伸ばして訪れる価値あり!シチリア島のおすすめスポット8選
シチリア島には、パレルモやシラクーサ、カターニアといった有名な観光地以外にも、魅力あふれる地域が数多く存在します。それぞれ異なる特色を持つこれらの地域には、見逃せない観光スポットが目白押しです。
ここでは、シチリア島の人気観光地から足を伸ばして訪れたい、おすすめの観光スポット8選をご紹介します。行き方も合わせて掲載しているので、ぜひ参考にしてみてください。
01|神殿の谷【アグリジェント】
アグリジェントは、古代ギリシャ時代に繁栄した都市遺跡が数多く残る、シチリアを代表する観光地です。 特に、「コンコルディア神殿」や「アグリジェント州立考古学博物館」は、多くの人が訪れる人気スポット。雄大な敷地内にそびえる巨大な遺跡や像は、まさに圧巻の光景です。
アグリジェント市街地から「神殿の谷」までは距離があり、20ほどの遺跡群や博物館がそれぞれ離れた場所にあるため、事前に訪問したい場所を決めておくとスムーズに観光できます。
2月には、神殿の谷周辺に植えられたアーモンドの木が満開になり、「アーモンドの花祭り」が開催されます。 白く可憐なアーモンドの花と壮麗な遺跡のコントラストは、写真映えも抜群です。
スポット名 | 神殿の谷 |
住所 | |
アクセス | バス:パレルモ中央駅のバスターミナルから、アグリジェント行き(所要時間2時間) 電車:パレルモ中央駅から、アグリジェント中央駅行き(所要時間2時間) |
02|ギリシャ劇場【タオルミーナ】
タオルミーナは、シチリア屈指のリゾート地です。タオルミーナ観光の目玉は、シチリア島で二番目に大きなギリシャ劇場。 ギリシャ人によって建設された劇場は、その後ローマ人によって闘技場へと改築されました。現在もなお、コンサートや演劇などの会場として利用されており、歴史と現代が融合した空間を体感することができます。
劇場の客席に座ると、目の前には息を呑むようなパノラマが広がります。 標高200mから見下ろす青い海とエトナ山の雄姿は、まさに圧巻です。タオルミーナの海岸から伸びる砂州の先には、「イソラ・ベッラ」と呼ばれる美しい島があります。 イタリア語で「美しい島」という意味を持つこの島は、映画「グラン・ブルー」のロケ地としても有名です。
暑い夏の日には、露店で売られている生搾りオレンジジュースを片手に、街歩きを楽しんでみてはいかがでしょうか。 シチリアの温暖な気候と爽やかな風を感じながら、五感でこの街の魅力を味わうことができます。
スポット名 | ギリシャ劇場 |
住所 | |
アクセス | カターニア空港からタオルミーナまで直行バスあり |
03|サン・ジョルジョ教会【モディカ】
シチリア島南東部に位置するモディカは、後期バロック様式の街並みが世界遺産に登録された美しい街です。 シラクーサから電車で約1時間半とアクセスも良く、シチリア旅行の際にはぜひ訪れたい場所の一つです。
モディカの中心部に建つサン・ジョルジョ教会は、街のシンボルともいえる壮麗なバロック建築です。 乳白色の外壁と精緻な彫刻は、見る者を圧倒する美しさ。内部は厳粛な雰囲気に包まれ、祭壇を照らす太陽光が幻想的な空間を作り出しています。
教会の鐘楼に上れば、モディカの街を一望することができます。 眼下に広がる世界遺産の街並みは、まさに絶景。モディカを訪れた際には、ぜひサン・ジョルジョ教会に登り、その美しい景色を堪能してください。
スポット名 | サン・ジョルジョ教会 |
住所 | |
アクセス | Modica駅から車で5分 |
04|サン・ジョルジョ大聖堂【ラクーザ】
シチリア島南東部に位置するラグーザは、異なる魅力を持つ2つの地区からなる世界遺産都市です。 高台に広がる上の町「スーペリオーレ」は、1693年の地震後に復興された近代的な街並み。一方、下の町「イブラ」は、迷宮のような小路が織りなす中世ヨーロッパの雰囲気を残しています。
イブラ地区のシンボルであるサン・ジョルジョ大聖堂は、シチリアバロック建築の傑作と称される壮麗な建造物です。 曲線美を帯びた彫刻が施された堂々とした外観は、見る者を圧倒します。内部には33枚の美しいステンドグラスが嵌め込まれており、時間帯によって様々な表情を見せてくれます。
スポット名 | サン・ジョルジョ大聖堂 |
住所 | |
アクセス | Via Risorgimento(バス停)から車で10分 |
05|ノート大聖堂【ノート】
シチリア島南東部に位置するノートは、「ヴァル・ディ・ノートの後期バロック様式の街々」として世界遺産に登録された、小さなながらも高貴な魅力あふれる町です。 17世紀の大地震を機に、現在の場所に移転・再建されたノートは、統一されたイエローベージュの建物群が陽光に照らされ、一層美しい輝きを放ちます。
町のメインストリートであるヴィットーリオ・エマヌエーレ通りを歩けば、大階段の先に町を代表する、ノート大聖堂がそびえ立ちます。 バロック様式の特徴を体現した壮麗な外観は、見る者を圧倒します。
歩き疲れたら、ヨーロッパでも有名な老舗のカフェ・シチリアで、カッサータやジェラートを味わってみてはいかがでしょうか。
スポット名 | ノート大聖堂 |
住所 | |
アクセス | Noto Ecce Homo Of Pantheon(バス停)から徒歩で10分 ノート-シラクーサ、ノート-カターニア間のバスあり |
06|サンタマリアデルモンテの大階段【カルタジローネ】
シチリア島東部の内陸部に位置するカルタジローネは、色鮮やかなマジョルカ焼やテラコッタ陶器などの生産地として世界的に有名な町です。カルタジローネの陶器の歴史は古く、イスラムの支配下にあった9~10世紀頃に始まったとされています。 鮮やかな色使いと、動物や植物、魚などをモチーフにした楽しげな柄は、カルタジローネ陶器の特徴です。
カルタジローネを訪れたら、見逃せないのが、142段もある大階段。 一段一段にカラフルなマジョルカ焼のタイルがはめ込まれた階段は、圧巻です。柄や色使い、製作年代も様々なタイルを眺めながら、ゆっくりと階段を登ってみましょう。階段の頂上には教会があり、そこから眺めるカルタジローネの街並みは、まさに絶景です。
大階段の横には、小さな陶器工房がいくつも並んでいます。 職人がひとつひとつ丁寧に陶器を作る様子を見学できるのも、カルタジローネの魅力の一つです。工房によっては、職人と直接話したり、作品を購入したりすることもできます。
スポット名 | サンタマリアデルモンテの大階段 |
住所 | |
アクセス | カターニアから長距離バスで1時間半、バスターミナルから旧市街地まで徒歩20分 |
07|ドゥオーモ・デイ・チェファル|ディアナ宮殿【チェファルー】
パレルモから電車で約1時間、美しい海とオレンジ色の屋根が織りなす風景が広がるチェファルーは、シチリア屈指のリゾート地です。 映画「ニューシネマパラダイス」の舞台としても有名で、近年はヨーロッパ各地から観光客が訪れる人気スポットとなっています。
かつて小さな漁村だったチェファルーは、壮麗な大聖堂を中心に発展しました。 街にはおしゃれなカフェやレストラン、土産物店が立ち並び、夏には活気あふれるビーチを楽しむことができます。
チェファルーのシンボルである岩山は、頂上まで登ることができます。 頂上には古代ギリシャ時代より古い遺跡とされるディアナ神殿跡が残っており、眼下に広がる青い海とオレンジ色の屋根が織りなす街並みの眺めはまさに絶景。頂上までのトレッキングは、約1時間弱かかります。 水分補給や日よけ対策をしっかりと行って臨みましょう。
スポット名 | ディアナ宮殿 |
住所 | |
アクセス | パレルモから電車で約1時間 |
08|メッシーナ海峡【メッシーナ】
シチリア島第三の都市メッシーナは、「シチリア島の玄関口」と呼ばれています。 イタリア本土最南端のカラブリア州からメッシーナ海峡を渡るには、電車で乗船できるフェリーを利用するのがおすすめです。
フェリーの魅力は、なんといっても車両ごと船に乗ることができる点です。 車両は分断され、前進と後退を繰り返しながら船内に収容されます。航行中はデッキに出て、青い空と海峡の風を感じながら船旅を楽しめるところもポイント。船内の売店では、シチリア名物のアランチーニやカンノーリなどの軽食を購入することもできます。
ローマ・ナポリ方面からシチリア島へ向かう場合は、メッシーナでパレルモ方面とカターニア・シラクサ方面に分かれるため、乗る車両に注意が必要です。
スポット名 | メッシーナ海峡 |
住所 | |
アクセス | 電車:ローマ→メッシーナ|約8時間 電車:ナポリ→メッシーナ|約5時間半 |
歴史とグルメの街、シチリア島の魅力を堪能しよう!
本記事では、シチリア島の魅力を地域ごとの見どころとともに紹介しました。
イタリアに属しながらも独自の文化を育んできたシチリア島は、歴史や文化、そして美食を満喫できる旅先として多くの人を魅了しています。温暖な気候に恵まれたシチリア島は、新鮮な魚介類を使った料理が豊富。 マグロやイワシ、タコ、イカなど、様々な海の幸を味わうことができます。
シチリア島には、まだまだ紹介しきれないスポットがたくさんあります。こちらの記事では、シチリア島の1日モデルコースを3パターン紹介していますので、参考にしてみてください!
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【2024】シチリア島の1日モデルコース3パターン!観光スポットの見どころも徹底解説
ぜひ本記事を参考にして、オリジナルのスケジュールでシチリア島旅行を満喫しましょう。