【2025年最新版】お得にイタリア旅行!ベストシーズンと安い時期
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イタリア旅行の安い時期は11月〜1月!その理由は?
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イタリア旅行が最も安い時期は、一般的に冬季(11月〜1月)とされています。この時期はバカンスシーズンと重ならず、さらに寒さの影響で観光客が少なくなるため、航空券や宿泊費が比較的安くなります。ただし、クリスマス(12月25日)や年末年始は人の移動が増え、料金が高騰しやすいため注意が必要です。
また、イタリアは、冬の寒い日には最低気温が5℃以下になることもあります。旅行の際は、防寒具を忘れずに準備しましょう。
成田↔︎ローマの航空券|各月の相場から安い時期をチェック
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航空券は、旅行代金総額の中でも比重が大きい項目です。そのため、航空券が安い時期にイタリア旅行を計画することで、旅行の費用を抑えることができます。
各月の航空運賃相場を比較して、安い時期をチェックしてみましょう。
【羽田↔ローマ|往復航空券の相場】
直行便 ITAエアウェイズ | 経由便 ターキッシュエアラインズ | |
1月 | 191,770円 | 163,890円 |
2月 | 231,200円 | 173,890円 |
3月 | 280,990円 | 273,860円 |
4月 | 288,900円 | 263,890円 |
5月 | 296,770円 | 248,890円 |
6月 | 205,340円 | 253,890円 |
7月 | 231,890円 | 268,890円 |
8月 | 291,600円 | 288,890円 |
9月 | 242,960円 | 238,890円 |
10月 | 226,500円 | 213,890円 |
11月 | 191,770円 | 153,890円 |
12月 | 201,770円 | 153,890円 |
各月の航空運賃相場を比較すると、最も安い時期は、直行便が11月と1月、経由便が11月と12月であることがわかりました。また、ITAエアウェイズの直行便に限っては、6月も比較的お得な時期となっています。
航空運賃は、曜日や航空会社、予約のタイミングによっても変動します。複数の航空会社や前後の日程を比較して、最安値の航空券を見つけるようにしましょう。
航空券以外の費用について詳しく知りたい方は、以下の記事もおすすめです。ホテル費用や食費、観光費などについて具体的な金額を紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
\ もっと知りたい方はこちらから /
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航空券を安く購入する方法
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羽田↔ローマ間の航空券の相場を見ると、最も安い時期は11月〜1月です。冬季は、秋季と比べて約3〜5万円安くなります。そのため、航空券をできるだけ安く購入したい場合は、冬季の出発がおすすめ。ただし、クリスマスや年末年始は例外的に価格が高騰するため、この数週間は避けたほうが無難です。
また、航空券の価格は曜日によっても変動します。週末の金~土曜出発は高く、月〜水曜出発は比較的安いことが多いです。搭乗日を1日ずらすだけで数万円の差が出ることもあるため、スケジュールに余裕がある方は、日程を柔軟に調整してみてください。
さらに、直行便よりも乗り継ぎ便のほうが運賃が安い傾向があります。ただし、乗り継ぎ時間や空港の利便性、フライトの時間帯なども考慮し、総合的に比較して選ぶことが大切です。
11月~1月に訪れるメリット・デメリット
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11月〜1月はイベントが多く、普段とは違う雰囲気のイタリアを楽しめる時期です。12月初旬からはクリスマスマーケットやイルミネーションが登場し、この時期ならではのロマンチックなムードが広がります。
一方で、晩秋〜冬のイタリアは気温が下がり、雨の日も多くなるため、観光には少し不便な面もあります。
メリットを最大限に活かし、デメリットを最小限に抑えるために、事前にしっかり下調べをし、計画を立てましょう。
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メリット|ロマンチックなムードが味わえる
カトリック教徒が多いイタリアでは、クリスマスを祝う熱意が日本とは大きく異なります。この時期になると、街はクリスマスマーケットやツリー、イルミネーションで彩られ、ロマンチックで魅力的な雰囲気に包まれます。
メリット|混雑が緩和され、落ち着いた雰囲気で観光できる
この時期は気温が下がり、天気が崩れやすくなるため、観光客が比較的少なくなる傾向です。さらに、長期休暇のシーズンではないため、有名な観光スポットやミュージアムも混雑が少なく、ゆったりと見て回ることができます。
メリット|航空券やホテルの料金が安く、節約しやすい傾向にある
観光客が減少するこの季節は、旅費の大部分を占める航空券代やホテル代が安くなる傾向があります。そのため、少しでも旅費を節約しながらイタリア旅行を楽しみたいという方に適したシーズンです。
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デメリット|寒い日が多い
イタリアは四季がはっきりしており、冬は気温が下がります。ローマの冬は東京と同程度と考えるとイメージしやすいでしょう。
南北に長い国のため地域差があり、南イタリアに比べてミラノやベネチアといった北イタリアの都市は特に冷え込みます。ダウンジャケットやマフラーなど、防寒対策を徹底しましょう。
デメリット|雨が多く、霧が濃い地域もある
日本では梅雨の時期に雨が多いですが、イタリアでは秋頃に降水量が増えます。雨の日の観光は、傘で手がふさがり、濡れやすく荷物の持ち運びも不便です。また、天候によっては写真撮影が難しく、美しい街並みも思うように映えないことがあります。
また、冬場は湿度が高めで、訪れる場所によっては街全体が濃霧に包まれるような日もあります。そういう時に旅行すると「太陽がまぶしくて明るく陽気なイタリア」のイメージとは異なる印象を受けるかもしれません。
一方で、ミュージアム巡りやショッピング、オペラ鑑賞など、屋内で過ごすことが多い旅ならば、天候が気になりません。夏場とは違ったテーマの旅を計画し、イタリアの新たな魅力を発見してみてはいかがでしょうか。
デメリット|日照時間が短い
冬場は午後5時頃に暗くなるため、日が長い夏場に比べ観光を楽しめる時間が短くなります。朝早くから計画的に行動し、屋外の観光を明るい日中に済ますなど、効率的なスケジューリングが重要です。
ベネチアのアクア・アルタとは?高潮の影響とその発生時期
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11月〜1月にかけて、ベネチアでは「アクア・アルタ」と呼ばれる高潮が発生し、街が冠水することがあります。特に海抜の低いサンマルコ広場周辺は影響を受けやすいエリアです。冠水を避けたい場合は、この時期の旅行を控えるのが無難でしょう。
また、アクア・アルタの時期にベネチアを訪れるなら、長靴を持参すると安心できます。最近では、コンパクトに折りたためるタイプもあり、スーツケースに収納しやすく便利です。
イタリア旅行の節約術
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イタリアの物価は年々上がり続けており、特に円安の時に旅行すると、日本に比べて大半のものが高く感じられるでしょう。しかし、工夫することで節約しながら楽しむこともできます。
- 宿泊費|テルミニ駅周辺やヴァチカン周辺に宿泊する
- 食費|市場やスーパーマーケットで買う、テイクアウェイのピザを購入する
- 観光費|旅行者向けパスを利用する
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宿泊費の節約術
宿泊エリアを工夫すると、宿泊費を抑えられるでしょう。ローマのテルミニ駅周辺には、比較的リーズナブルなホテルが多く集まっています。観光の中心地からはやや離れますが、交通の便が良く、飲食店やショップも充実しているため、不便を感じることは少ないでしょう。スペイン広場周辺に比べると、客室もやや広めです。
また、ヴァチカン周辺にも手頃なホテルが見つかります。市の中心からは少し離れますが、地下鉄駅の近くに宿泊すれば、主要観光地へのアクセスもスムーズです。落ち着いた雰囲気があるエリアのため、特に女性の一人旅など、安全を重視する方におすすめです。
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食費の節約術
イタリア旅行中、日本と比べて特に高く感じるのが外食費です。特に、有名観光スポットや広場に面したレストランは、料金が高めに設定されていることが多く、食事代がかさみがちです。
食費を抑えるには、スーパーや市場で食材を購入し、自分で準備するのがおすすめ。手軽なのは、パンを買ってサンドイッチにする方法です。イタリアは生ハムやチーズの種類が豊富で質も高いため、ローカルな味を楽しみながら節約できます。
また、果物は日本よりも割安で、スーパーや市場で量り売りされています。ビタミン補給も兼ねて、日替わりでさまざまなフルーツを試してみるのも良いでしょう。さらに、イタリアの国民食であるピザは、テイクアウト専門店で購入するとお得です。レストランに行かなくても、美味しいピザを手軽に楽しめる店は多くあります。
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観光費の節約術
観光費は、イタリア旅行で出費がかさむ項目の一つです。特に、いくつもの施設を訪れる予定の方は、旅行客向けのお得なパスの利用を検討してみてください。
ローマパス|48時間または72時間券を購入。48時間券では1つ、72時間券では2つの観光施設に無料で入場できる。2つ目以降の施設には、割引価格で入場可能。市内交通は乗り放題。さらに、市内にある有料のトイレ付き休憩所を無料で利用できる特典付き。
イタリア旅行のベストシーズンは4〜6月!その理由は?
イタリアのベストシーズンは、4月〜6月です。この時期は、気候が温暖で快適で、観光にも最適です。また、観光地が混雑することも少なく、ゆっくりと旅行を楽しめます。
7月〜8月も人気ですが、観光地や都市は混雑し、日差しが強烈です。
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4月~6月|清々しい気候の爽やかな雰囲気を満喫
春から初夏にかけてのイタリアは、明るい陽光が心地よく、とても美しい季節です。真夏ほど気温が上がらず、日差しも穏やかなので、快適に過ごせます。雨も少なく、写真映えする風景を楽しみたい方には特におすすめの時期です。
また、バカンスシーズン前のため観光客も比較的少なく、ゆったりと観光を満喫できます。歴史的スポットや美術館を巡りながら、疲れたらジェラートを片手にひと休みするのも、暖かい時期のイタリアならではの楽しみ方です。
自分だけのベストシーズンを選ぶときのポイント
旅行の時期を選ぶことは、旅の満足度を左右します。数ある魅力的なシーズンの中から、ご自身にとってのベストシーズンを選ぶことが、イタリア旅行を叶える第一歩です。
ここでは、気候、日照時間、イベント、自然の見どころ・アクティビティといった多角的な視点から、旅行時期を決めるためのヒントを紹介します。
1.気候で選ぶ
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ローマの気候は、1年を通してほぼ東京と同じと考えて良いでしょう。夏は気温が高くても、乾燥しているので、日陰に入ると暑さを凌ぎやすいです。ただし、日差しが非常に強いので、帽子を被るなどして熱中症対策をとってください。
冬には冷え込む日もあるので、防寒対策はお忘れなく。
平均最高気温 | 平均最低気温 | 平均最高気温 | 平均最低気温 | ||
1月 | 12 | 3 | 7月 | 29 | 17 |
2月 | 12 | 3 | 8月 | 31 | 19 |
3月 | 14 | 4 | 9月 | 29 | 17 |
4月 | 17 | 7 | 10月 | 25 | 14 |
5月 | 21 | 10 | 11月 | 19 | 10 |
6月 | 25 | 14 | 12月 | 14 | 6 |
引用|気象庁
2.日照時間で選ぶ
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イタリア旅行において、日照時間は重要な要素の一つと言えるでしょう。
イタリアの夏は、午後8時〜9時近くまで明るいことがあります。朝から晩まで屋外でアクティブに楽しめ、短い旅行期間でもイタリアを満喫できます。
日照時間 | 日の出 | 日の入り | 日照時間 | 日の出 | 日の入り | ||
1月 | 約9時間 | 7:40 | 17:00 | 7月 | 約16時間 | 5:50 | 20:50 |
2月 | 約10時間 | 7:10 | 17:40 | 8月 | 約14時間 | 6:10 | 20:20 |
3月 | 約12時間 | 6:30 | 18:10 | 9月 | 約12時間 | 6:50 | 19:30 |
4月 | 約13時間 | 6:40 | 19:50 | 10月 | 約11時間 | 7:20 | 18:30 |
5月 | 約14時間 | 5:50 | 20:20 | 11月 | 約10時間 | 7:00 | 16:50 |
6月 | 約16時間 | 5:30 | 20:50 | 12月 | 約9時間 | 7:30 | 16:40 |
引用|weatherspark
3.イベントで選ぶ
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イタリアでは、一年を通してさまざまなイベントが開催されています。歴史、文化、芸術などのイベントが各地で繰り広げられ、訪れる人を魅了します。
2月|カーニバル
毎年2月頃、イタリア各地でカーニバルが開催されます。中でも有名なのがベネチアのカーニバル。中世風の仮面と華やかな衣装に身を包んだ人々が、水の都を練り歩く光景は、広い世界でもベネチアにしかない魅力です。
4月~6月|バラ園
毎年4月〜6月頃までは、ローマ市営バラ園が開園します。園内には世界中から集められた約1,100種類のバラが植えられていて見事です。
園内からは付近にある古代遺跡が一部見えており、美しく咲き誇るバラと融合した独特の景観を作り出しています。この時期のローマでしか見られない、ユニークな眺めです。
7月~8|野外オペラ
イタリア各地では、夏に野外オペラが開催されます。古代遺跡が会場になる所もあり、北イタリアのベローナのアリーナなどが有名です。ローマならば、カラカラ浴場で行われるものが人気。時のローマ皇帝が建設した浴場で、本場のオペラやバレエの公演を楽しむ時間は、なんとも贅沢な経験です。
劇場で鑑賞する時とは違う趣があり、雰囲気も多少カジュアルなので、初めての方でも参加しやすいでしょう。
12月|クリスマス
12月初旬から街はクリスマスムード一色。クリスマスツリーやイルミネーションで飾られた街は、他の季節にはないロマンチックな魅力で溢れます。
ローマでは、ナヴォーナ広場のクリスマスマーケットが人気。プレゼントや食べ物を売る屋台を覗くだけで、お祭りのような楽しい気分に浸れます。この時期に訪れたなら、クリスマスのお菓子、パンドーロやパネットーネを味わってみましょう。
4.自然の見どころ・アクティビティを楽しむためのシーズン選び
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イタリアには、はっきりした四季があり、どの季節に訪れてもさまざまな風景を楽しむことができます。自然の見どころを満喫するためには、各シーズンの特徴を把握し、最適な時期を選ぶことが大切です。
春|明るい陽射しが戻ってきて、緑がよみがえる季節。街の至る所にアーモンドやマグノリア、藤の花などが咲き、美しく咲き誇る花々が人々の顔をほころばせます。古代遺跡とバラの共演がユニークなローマのバラ園などでは、のんびり散歩を楽しみましょう。
夏|海辺や湖畔など、水辺に人々が集まるアクティブな季節です。この時期は海が穏やかなため、カプリ島にある青の洞窟に入場できる確立が高まります。特に6月は、1年で最も入れる可能性が高いので、青の洞窟観光をメインにしたい方にはおすすめのシーズンです。
秋|夏の強烈な日差しが和らぎ、過ごしやすい季節。街路樹が黄色く色づき始め、落ち着いた雰囲気が魅力です。実りの秋には、各地域でサグラと呼ばれる収穫祭が行われ、それぞれの地域でとれた新鮮な収穫物や料理を味わえます。田舎の小さな町で行われることが多いので、事前にしっかり情報収集することがポイントです。
冬|イタリアの北部の山岳地帯では、冬には雪が積るので、スキーやスノボなどが盛んです。イタリア北東に位置し、世界遺産にも登録されているドロミテ山塊には、たくさんのスキー場があります。美しい風景とウインタースポーツを同時に満喫できるのでおすすめです。
イタリア旅行の夢を叶える!安い時期の見極め方と節約術
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本記事ではイタリア旅行の安い時期とシーズン別の費用について、具体的な料金を示しながら紹介しました。
イタリア旅行は、憧れの海外旅行のひとつです。しかし、航空券や宿泊費などの費用は、決して安くはありません。そのため、イタリア旅行を実現させるためには、安い時期を見極めて節約術を抑えることが重要です。浮いた費用で、イタリア旅行をより自分らしいものにすることもできますよ。
ぜひ本記事を参考にして、オリジナルのイタリア旅行を実現させてください!
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