【2025年最新版】賢く旅する!タイ旅行の安い時期とベストシーズン
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タイ旅行の安い時期は6月〜10月!その理由は?
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平均気温は約28℃と高めで、湿度も高く蒸し暑いので、雨具の準備や暑さ対策をしっかり行い、快適な旅を満喫しましょう。
成田↔︎バンコクの航空券|各月の相場から安い時期をチェック
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航空券は、旅行代金総額の中でも比重が大きい項目です。そのため、航空券が安い時期にタイ旅行を計画することで、旅行の費用を抑えることができます。
各月の航空運賃相場を比較して、安い時期をチェックしてみましょう。
【成田↔︎バンコク|往復航空券の相場】
直行便 ANA | 直行便 タイ航空 | LCC直行便 タイ・エアアジアX | |
1月 | 111,370円 | 85,490円 | 63,410円 |
2月 | 127,790円 | 92,170円 | 84,420円 |
3月 | 145,770円 | 106,990円 | 93,790円 |
4月 | 122,310円 | 109,940円 | 88,140円 |
5月 | 106,820円 | 75,150円 | 52,310円 |
6月 | 106,550円 | 75,170円 | 46,390円 |
7月 | 106,820円 | 75,170円 | 42,450円 |
8月 | 106,190円 | 75,170円 | 42,450円 |
9月 | 105,500円 | 74,720円 | 42,450円 |
10月 | 105,040円 | 85,080円 | 48,360円 |
11月 | 104,880円 | 85,080円 | 48,360円 |
12月 | 110,920円 | 85,080円 | 63,410円 |
各月の航空運賃相場を比較すると、最も安い時期が5月から11月であることがわかりました。航空運賃は、曜日や航空会社、予約のタイミングによっても変動します。複数の航空会社や前後の日程を比較して、最安値の航空券を見つけるようにしましょう。
航空券以外の費用について詳しく知りたい方は、以下の記事もおすすめです。ホテル費用や食費、観光費などについて具体的な金額を紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
\ もっと知りたい方はこちらから /
航空券を安く購入する方法
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成田↔︎バンコクの航空券の相場からもわかるように、航空券が最も安いのは5月~9月です。特に7月〜9月は、2月~4月と比べると約3万円から5万円ほど安くなります。
そのため、航空券を安く購入したい方は、
- 5月~9月
- 10月~1月
- 2月~4月
の順番に渡航時期の検討をしてみてください。
バンコクへのフライトは、大手キャリアやLCCの直行便が数多く運航しており、利便性が高いのも魅力です。海外LCCのほか、JAL系列のZipAirや、ANA系列のAirJapanなどの日系LCCも安価な運賃を提供しています。フライトの時間帯や機内サービスの内容、オプション料金などを考慮して、総合的に比較をしてみましょう。
また、各航空会社は、定期的にキャンペーンや期間限定のセールを実施しています。公式サイトや予約サイトをこまめにチェックするとお得な情報を見つけることができます。さらに、航空会社やクレジットカードのマイルを貯めて利用することで、航空券の費用を抑えることも可能です。
雨季(6月~10月)に訪れるメリット・デメリット
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雨季のタイは、観光客が少なく、航空券やホテルの料金が比較的安くなるため、コストを抑えた旅行を計画するには最適な時期です。特に、7月から9月にかけては降水量が多く観光客が減るため、他の時期と比べてさらにお得に旅行できます。
雨季には、1日に1~2時間程度のスコールが頻繁に発生しますが、雨が一日中降り続くことは稀です。 そのため、雨の合間を縫って観光を楽しめます。また、雨上がりには気温が下がり、過ごしやすくなることもあります。
メリットを最大限に活かし、デメリットをできるだけ減らすために、事前にしっかりと計画を立てましょう。
メリット|自然が豊かで、美しい景色が広がる
雨が降ることで植物が生き生きとし、街路樹や広大な公園は鮮やかな緑に包まれます。特にタイ北部の山岳地帯では、幻想的な風景を楽しめます。
メリット|観光スポットやレストランが空いていて快適に過ごせる
ハイシーズンに比べ、人気の寺院や遺跡、ビーチリゾートなどでは混雑が少なく、待ち時間が減りゆったりと楽しめます。
メリット|航空券やホテルが安くなる傾向にある
観光客が少ないため、航空券やホテルの料金が下がる傾向にあります。特に7月~9月は最も安くなる時期です。ただし、オフシーズンでも、8月12日の母の日などのタイの祝祭日には、ホテルの宿泊料金が高騰することがあります。
デメリット|スコール中は屋外の観光ができない
1日に1~2時間程度、激しい雨が降ることがあり、予定が変更になる可能性があります。特に屋外でのアクティビティを計画する際は、スケジュールに余裕を持ちましょう。
デメリット|スコールによる渋滞
大雨によって道路が混雑しやすくなり、タクシーやバスでの移動時間が大幅に延びる可能性があります。天候の変化を考慮し、BTS(高架鉄道)やMRT(地下鉄)などの公共交通機関を活用するのがおすすめです。
デメリット|高温多湿で蒸し暑い
雨が降った後は気温が下がりますが、スコールの前は気温が高く湿度が上がっているため、蒸し暑さが増すことが多いです。汗をかきやすくなるので、吸湿性・通気性の良い服装を選び、こまめな水分補給を心がけましょう。
タイ旅行の節約術
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タイは比較的物価が安い国として知られていますが、急激な円安バーツ高の影響で、以前よりも旅行費用がかさむ傾向があります。しかし、工夫次第でコストを抑えながら、お得に旅行を楽しむことができます。
タイ旅行の節約術は、以下のとおりです。
- 宿泊費|プラカノン地区、ラチャダー地区、トンブリー地区、カオサン地区に宿泊する
- 食費|屋台やフードコートで食事をしたり、市場やスーパーマーケットで食材を購入したりする
- 観光費|予約サイトで割引券を購入する
- 交通費|BTSの1日乗車券やローカルバスを利用する
▼宿泊費の節約術
バンコクで宿泊先を選ぶ際は、安全性と利便性を考慮することが重要です。治安が良く、BTSやMRTの路線があり、繁華街や観光スポットへのアクセスが便利なエリアを選ぶと、快適な滞在ができます。
具体的なおすすめエリアは、プラカノン地区、ラチャダー地区、トンブリ地区です。これらのエリアは、バンコクの中心地であるアソークやサイアムなどからのアクセスが良好。さらに、新しめのエコノミーホテルが多いため、宿泊費を抑えながら快適に過ごせます。
カオサン地区も、ゲストハウスやバジェットホテルが充実しており、宿泊費を節約するのに適したエリアです。ただし、BTSやMRTの駅が近くにないため、移動にはタクシーやバスを利用する必要があります。また、近年は治安が悪化している傾向があり、夜間の1人歩きは避けるのが無難です。
▼食費の節約術
タイの屋台や食堂では、1食あたり40〜120バーツ(約180〜540円)と手頃な価格で本場の味を楽しめます。また、スーパーマーケットやデパート内のフードコートを利用すれば、リーズナブルな価格で多彩な料理を満喫できます。フードコートの相場は、1食あたり50~180バーツ(約210〜810円)ほどです。
ホテルの朝食が有料の場合は、コンビニやベーカリー、屋台を利用すると食費を抑えられます。屋台では40バーツ(約180円)ほどで、カフェではパンとコーヒーのセットが120バーツ(約540円)ほどで味わえます。
▼観光費の節約術
タイの観光スポットは多くが有料ですが、Klookなどの予約サイトで割引チケットを事前購入すると、観光費を節約できます。
具体的には、「マハナコン・スカイウォーク展望台」や「チャオプラヤー川クルーズ」などで割引が適用されます。割引率は旅行の時期や購入のタイミングによって変動するため、こまめに料金をチェックするのがおすすめです。
▼交通費の節約術
バンコクの高架鉄道BTSでは、グリーンライン限定で1日乗車券が提供されており、料金は150バーツ(約675円)です。シングルチケットの運賃は17~62バーツ(約77~279円)であり、移動を頻繁にする場合は1日乗車券がお得です。グリーンラインを利用すると、チャトチャック市場やサイアム、プロンポンなどの人気エリアへ手軽にアクセスできます。
また、バンコク市内で最も安価な移動手段として、ローカルバスの利用もおすすめです。乗車前に公式サイトで路線を確認しておくと、スムーズに利用できます。
さらに、アユタヤやパタヤなどへ移動する際は、鉄道や長距離バスを活用することで、タクシーよりも大幅に交通費を節約できます。
タイのベストシーズンは乾季!その理由は?
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タイのベストシーズンは、乾季とされる11月~2月です。この時期は雨が少なく、気温も25℃~30℃ほどと過ごしやすいため、街歩きや寺院巡りなどの観光に適しています。湿度も低く、晴天の日が続くため、ビーチリゾートでのんびり過ごすのにも絶好のシーズンです。
一方、3月~5月も比較的雨が少ないものの、暑季にあたり、気温が大幅に上昇します。平均最高気温が35℃を超えるので、朝夕の涼しい時間帯の観光をおすすめします。
乾季 (11月~2月)|澄んだ空が広がるタイを満喫
乾季は、タイ全土で降水量が少なく、過ごしやすい気候が続きます。日中の気温が25℃から30℃前後、湿度は70%ほどと快適で、朝晩はやや涼しく感じることもあります。そのため、屋外での観光やアクティビティを思い切り楽しめる時期です。
この時期は観光シーズンのピークにあたり、主要な観光地やビーチリゾートではイベントが開催され、多くの旅行者で賑わいます。特にクリスマスや年末年始は、世界中から観光客が訪れ、ホテルや航空券の価格が上昇するため、早めの予約をおすすめします。
自分だけのベストシーズンを選ぶときのポイント
旅行の時期を選ぶことは、旅の満足度を左右します。数ある魅力的なシーズンの中から、ご自身にとってのベストシーズンを選ぶことが、タイ旅行を叶える第一歩です。
ここでは、気候、日照時間、イベント、自然の見どころ・アクティビティといった多角的な視点から、旅行時期を決めるためのヒントを紹介します。
1.気候で選ぶ
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タイの気候は熱帯性モンスーン気候に属し、年間を通じて高温多湿です。主に乾季(11月~2月)、暑季(3月~5月)、雨季(6月~10月)の3つの季節に分かれます。
平均最高気温(℃) | 平均最低気温(℃) | 平均最高気温(℃) | 平均最低気温(℃) | ||
1月 | 32.4 | 23.4 | 7月 | 34.6 | 27.6 |
2月 | 33.7 | 25.2 | 8月 | 34.7 | 27.4 |
3月 | 35.1 | 26.6 | 9月 | 33.8 | 26.5 |
4月 | 36.9 | 28.9 | 10月 | 33.5 | 26.4 |
5月 | 37.6 | 28.8 | 11月 | 33.9 | 25.4 |
6月 | 35.1 | 28.2 | 12月 | 34.2 | 25.4 |
引用|気象庁
2.日照時間で選ぶ
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旅行中、1日を有効に使いたい方にとって、日照時間は重要なポイントとなります。タイは低緯度に位置しており、年間を通して日照時間が11時間半~13時間と長く、日中の観光がしやすい環境です。ただし、昼間は気温が高くなるため、朝や夕方の涼しい時間帯に観光することをおすすめします。
日照時間 | 日の出 | 日の入り | 日照時間 | 日の出 | 日の入り | ||
1月 | 約11時間半 | 6:44 | 18:10 | 7月 | 約13時間 | 5:57 | 18:50 |
2月 | 約12時間 | 6:39 | 18:24 | 8月 | 約12時間半 | 6:03 | 18:41 |
3月 | 約12時間 | 6:24 | 18:29 | 9月 | 約12時間 | 6:05 | 18:20 |
4月 | 約12時間半 | 6:03 | 18:32 | 10月 | 約12時間 | 6:07 | 17:59 |
5月 | 約13時間 | 5:50 | 18:38 | 11月 | 約11時間半 | 6:16 | 17:48 |
6月 | 約13時間 | 5:49 | 18:47 | 12月 | 約11時間半 | 6:32 | 17:53 |
引用|weatherspark、worlddata
3.イベントで選ぶ
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タイでは、年間を通じてさまざまなイベントが開催されています。伝統的な行事から現代的なフェスティバルまで、タイの歴史や文化に触れることができ、訪れる人々を魅了します。
4月|ソンクラーン(タイ旧正月)
タイで最も重要な祝日、ソンクラーンは毎年4月13日~15日に行われる祭りです。この期間、タイ全土で水を掛け合い、新年を清め、家族の絆を深める伝統的な儀式が行われます。バンコクのカオサンやシーロムなどでは、水鉄砲を使った水掛けが盛大に行われ、観光客も気軽に参加できます。
10月か11月|ロイクラトン
ロイクラトンは、火を灯したロウソクを載せた灯篭を川に流す、タイの伝統的な祭りです。旧暦12月の満月の夜にタイ各地の水辺で開催され、水面に浮かぶ無数の灯篭が幻想的な風景を作り出します。特にチェンマイでは、夜空にランタンを放つ儀式が行われ、空一面を輝かせる光景は圧巻です。
ロイクラトンはホテルのプールや公園の池などでも行われ、観光客も屋台で灯篭を購入し、気軽に参加できます。
12月|クリスマス
クリスマスが近づくと、タイ各地で巨大なクリスマスツリーが飾られ、街は華やかなイルミネーションに包まれます。特にバンコクのデパートやショッピングモールでは、豪華な装飾が施され、いっそう華やかな雰囲気が漂います。さらに、クリスマス・イベントも数多く開催されるなど、魅力が満載です。
タイのクリスマス・イルミネーションは、12月中旬から1月下旬ごろまで長期間にわたって楽しめます。
12月|ニューイヤー・カウントダウン
年越しの瞬間を祝うニューイヤー・カウントダウンは、バンコクやプーケットなどで盛大に開催される特別なイベントです。花火が夜空を彩り、ライブコンサートやパーティーが各地で催されるなど、華やかな年越しを体験できます。
4.自然の見どころ・アクティビティを楽しむためのシーズン選び
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タイは1年を通じて多彩な自然の魅力を持つ国で、季節ごとに異なる風景やアクティビティを楽しむことができます。各シーズンの特徴を理解し、目的に合わせた訪問時期を選ぶことで、より充実した旅を実現できるでしょう。
乾季|乾季はタイ全土で雨が少なく、気温も25℃~30℃と過ごしやすい時期です。この時期はビーチリゾートでのマリンスポーツや、山岳地帯でのトレッキングなどのアウトドア・アクティビティに最適です。特にクラビやプーケットなどのタイ南部では、透き通った海と青空の下でアイランド・ホッピングなどを楽しむことができます。
暑季 |暑季の3月~5月は気温が35℃を超える日が多く、非常に暑い時期となります。この時期は山間部の避暑地や、涼しい朝晩の観光がおすすめです。一方、降水量が少ないため、スキューバダイビングやシュノーケリングなどのマリンスポーツに最適なシーズンです。ビーチではシーカヤックやバナナボートを楽しみながら、タイの美しい海を満喫できます。
雨季| 雨季は、1日に1、2回、短時間の激しい雨が降ることが特徴です。一日中雨が降り続くことはほとんどなく、雨の後は涼しくなるため、観光を続けることが可能です。雨季ならではの豊かな緑や、水量が増した川や滝など、自然の美しさを堪能できるスポットも多く存在します。
水量が豊富な河川でのアクティビティにも最適で、特に川下りでは、山間部の美しさを感じながらスリル満点の体験ができます。
夢のタイ旅行をお得に!安い時期と節約術を徹底解説
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本記事ではタイ旅行の安い時期とシーズン別の費用について、具体的な料金を示しながら紹介しました。
タイ旅行は、憧れの海外旅行のひとつです。しかし、航空券や宿泊費などの費用は、決して安くはありません。そのため、タイ旅行を実現させるためには、安い時期を見極めて節約術を抑えることが重要です。浮いた費用で、タイ旅行をより自分らしいものにすることもできますよ。
ぜひ本記事を参考にして、オリジナルのタイ旅行を実現させてください!
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