<ビジネスジェットの基本情報>
- Qビジネスジェットとは?
- ビジネス遂行上の目的で航空機を使用しておこなう旅客の輸送のことをいいます。
※日本ビジネス航空協会より - Qビジネスジェットの利用形態は?
- 主に2つの方法があります。
1)利用者が自ら所有する自家用機を使用する。
2)利用者が自己の目的のために個別に運航会社から事業用機をチャーター(オンデマンドチャーター)する。
※日本ビジネス航空協会より - Qオンデマンドチャーターにはどのような利用方法がありますか?
- 1)日本籍のビジネスジェット機を日本企業からチャーターする。
2)外国籍(米国籍など)のビジネスジェット機をチャーターする。
※日本ビジネス航空協会より - Q日本籍と外国籍のビジネスジェットの違いは何ですか?
- 外国籍のビジネスジェット機は、日本の国内使用において制約があります。
外国人国内航空運送の禁止 (航空法第130条)により、外国籍機による国内2地点間の運送(有償運航)は禁止されています。
ただし、国内移動をして外国へ出発する、または外国から日本に到着した後に国内移動をするなど、一定の要件を満たせば、国内2地点間の移動も可能です。
例)海外 ⇒ 国内A ⇒ 国内B ⇒ 海外 - Qビジネスジェットのメリットは?
- 所要日数や時間の短縮、自分に合わせたスケジュール設定ができるので、定期便では不可能な日程での複数都市の訪問が可能。また旅客機より事故率も低く、ハイジャックやテロのリスクが少ないというメリットもあります。
- Qどのような人が利用しているのですか?
- 日本では企業の経営者、タレントやスポーツ選手などの有名人が多いですが、海外では企業の経営者はもちろん、中間管理職やエンジニアが時間の効率化のために利用するケースも多々あります。
- Qどうやって手配するのですか?
- おおよその流れ
1)ビジネスジェット事業社(運航会社)へ問い合わせをおこないます。
運航会社は機体や乗員の有無、整備施設の空き状況、空港のスロットやスポットの状況、運航条件などを確認した後、運航可否の連絡を旅行会社、または企業などのエンドユーザーに連絡します。
2)旅行会社、またはエンドユーザーは、運航までに、ビジネスジェットの運航日程や運航区間、搭乗者名簿、搭乗者数、氏名、連絡先・住所などの情報を事業社に連絡します。
3)事業者と旅行会社またはエンドユーザーの間で正式な契約書を締結します。
4)事業者は入金後、運航準備を開始します。
※事業社によって支払い条件などが異なりますので、各事業社に確認してください。
1.空港内での導線確認
2.送迎車、担当者との連絡
3.空港ハンドリングクルーとの打ち合わせ
4.機内食手配
5.CIQの流れ確認
6.空輸の確認
5)運航会社による運航準備が完了し、会社から旅行会社またはエンドユーザーに手配完了の連絡がされます。 - Qどれくらいの費用がかかりますか?
- 機材、距離、日数、駐機場からの輸送費、為替など複合的な要素があるため、一概に言えませんがおおよその目安は下記となります。
< 国内の場合 >
・羽田空港から県営名古屋空港(小牧空港)までの往復:約250万円
・羽田空港から新千歳空港まで往復:約620万円
※1泊2日の費用として算出
※費用には空港ハンドリング料、クルーの旅費交通費などを含む
< 海外近距離の場合 >
・東京(羽田空港)からソウル(金浦空港)往復:約550万円
< 海外の中・遠距離の場合 >
・日本(羽田空港)からハワイ往復:約2400万円
※現地2泊、旅客10名を想定
※※料金にはチャーター機、燃料代、乗務員費用、航空保険、整備代、機内食、着陸料、駐機料、上空通過料、空港施設利用料、公租公課などを含む
※参考料金:朝日航洋株式会社より - Q手配までにどれくらいの時間が必要ですか?
- 航空局へのチャーター運航申請は運航日の3日前、緊急商用の場合は離発着の予定時刻の24時間前ですが、運航会社やエンドユーザーとの間の調整を考えると、余裕をもって手配したほうが安心です。
- Qどんな機材がありますか?
- ビジネスジェット機を製造している主なメーカーは、以下の通りです。
The Boeing Company(ボーイング)アメリカ
Bombardier Aerospace(ボンバルディア)カナダ
Gulfstream(ガルフストリーム・エアロスペース)アメリカ
Airbus S.A.S(エアバス)フランス
Cessna Aircraft Company(セスナ・エアクラフト・カンパニー)アメリカ
EMBRAER(エンブラエル)ブラジル
Sukhoi(スホーイ)ロシア
Mitsubishi Aircraft Corporation(三菱航空機株式会社)日本
Commercial Aircraft Corporation of China,Ltd(中国商用飛機有限責任公司)中国
Dassault Falcon Jet(ダッソーファルコン)フランス
Textron Aviation(テクストロン)アメリカ
乗客人数は1機あたり5名から20名が一般的です。
最大離陸重量や航続距離に応じて、Very LightからAirlinerまで様々なクラスがあります。 - Qどこまで行けますか?
- 機材によりますが、クラスがHeavy以上であれば、東京から米国、欧州までノンストップで行くことが可能です。
- Q食事は出るのですか?また、持ち込みはできますか?
- リクエストにより機内食の用意も可能です。食事の持ち込みもできます。
- Q客室乗務員はいますか?また、日本語対応は可能ですか?
- 客室乗務員は運航会社が手配します。
日本語対応はリクエストにより可能な場合があります。
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