タテ糸とヨコ糸が織りなす芸術 京都市上京区に「西陣織国際美術館」がオープン

  • 2021年11月11日
  • 出典:トラベルニュース社

織物で日本の美術史を再現 京都を代表する伝統工芸の西陣織。絹糸で繊細に織り上げられた着物は多くの人を魅了してきた。ただ着物が日常から離れて久しく、コロナ禍にあって成人式など“ハレの日”の多くが中止や延期が追い打ちをかけ、織物のまち京都・西陣は衰退が著しい。最盛期に2千軒あった織物工房が今は100軒ほどに激減している。そんななか10月1日、京都市上京区に「西陣織国際美術館」がオープンした。展示しているのは、通常の5分の1という細い絹糸で織り上げた仏像を再現した美術織物。西陣織でつくった源氏物語の絵...