新門司港初の公共交通乗り入れ 名門大洋フェリー、高速バス熊本便延伸で
名門大洋フェリー(大阪市、野口恭広社長)の福岡県・新門司港ターミナルへの公共交通の乗り入れが初めて実現する。12月1日、九州産交バスが運行する熊本との直通高速バスが延伸し、フェリーとの乗り継ぎが容易になる。課題だった2次交通の幅が広がり、大阪から九州観光の玄関口としての存在感が一層高まりそうだ。新門司港へ乗り入れるバスは「ぎんなん号」。これまで熊本と北九州・小倉を結んでいたが、同日のダイヤ改正で新門司港まで延伸するよう認可を申請している。新門司港は市街地から離れた立地で、現地での「足」の確保が課題だ...