雲仙「ホテル東洋館」の元運営会社が破産、地震が影響

東京商工リサーチによると、長崎県の雲仙温泉で「ホテル東洋館」を運営していた東洋館は3月31日、長崎地方裁判所に破産申請し、同日に破産開始決定を受けた。負債総額は37億円。東洋館は1945年11月に観光ホテル「ホテル東洋館」を開業。客室数115室、収容人数約500人、10名以上の収容が可能な宴会場を23室備える、雲仙温泉ではトップクラスの規模を誇る老舗ホテルだった。ピーク時の91年6月期には23億円の売上高を計上した。しかしその後は、他の温泉地との競争激化や、個人消費の低迷などから宿泊客は年々減少。設...