16年上期の宿泊業倒産は15件減の29件、負債総額112.9億円
東京商工リサーチ(TSR)によると、2016年上期(4月~9月)の宿泊業の倒産件数は前年から15件減の29件で、14年上期以来3年連続で減少した。負債総額は前年比35.8%減の112億9000万円、1件あたりの平均額は3億8900万円で、ともに過去20年で最も低い金額となった。東日本大震災関連の倒産は1件だった。上期は事業整理や再編に伴う精算のための特別清算が多く、旧会社を特別清算した後に宿泊事業を新会社または他社に譲渡するケースもあった。TSRによれば、15年上期は44件中12件が旧会社を整理する...