宿泊する必然性つくる-奈良県の取り組み(2) 県南北の"動線"で滞在促す
「奈良県にはいいものがたくさんありますが、県北部に観光客が偏り、大阪や京都を拠点にした日帰りが主です。いいものへ実際に行ってもらうためには滞在してもらう必要がありました」。こう話すのは奈良県ビジターズビューローの川村泰正商品企画販売部長。奈良駅と大和八木駅 2つのゲートを定着させる 昨年4月に赴任してから、興福寺・阿修羅像の早朝特別拝観など、滞在につなげるコンテンツを開発する一方で「足をつけて商品にしないと世の中への提案にならない」と考えていた。しかバスは、その足を確保し、出発地を県中部の近鉄・大和...