記憶遺産登録へ各地で活動活発化 南九州市は「知覧からの手紙」

後世に伝え残すべき歴史の記憶を認定する「世界記憶遺産」。2015年の登録を目指し、3月末の申請期限が迫った今、各地で申請の動きが活発化している。世界記憶遺産はユネスコ(国連教育科学文化機関)の遺産事業で、申請は2年に一度の受付。日本からは福岡県田川市の山本作兵衛の炭鉱絵画コレクションなど3件が登録されている。鹿児島県南九州市は2月4日、知覧特攻平和会館に所蔵する第2次世界大戦末期の特攻遺書など333点を「知覧からの手紙」として登録申請した。特攻隊員の遺書は特攻隊員が出撃した地である知覧に残る「生きた...